2013年2月25日月曜日

WRONG


Mr. OizoことQuentin Dupieuxの『Rubber』に続く長編2作目『Wrong』を。ベッドのそばにあるデジタルの時計の分表示は59分から0になるのではなくて60になったり、車を駐車していたら勝手に度々頼んでもいないのに車の色を塗り替えられたり、会社に出勤したらなぜかいつもフロアは激しい雨漏りだったりと、"Wrong"ゆえの"どこか間違っている"進行のもと、ある日いなくなってしまった愛犬を探していくというもの。犬を探すには犬のマインドと一体化しなければならないという役どころぴったりのウィリアム・フィクナー扮する"マスター"の教えを実行したりとする様他の空気感は、殺人タイヤこと前作『Rubber』のシュールさ引き続きで、よく分からない人たちがよく分からないことをいろいろと主人公に言い、それに翻弄される様が独特のアートまでいかないアートな質感、テンションで個人的には嫌いではない、むしろ好きなクールな完成度でした。まあオイゾー、よく知ってそうですし。そして一瞬出てくる警察官(Cop)は正にこの次の『Wrong Cops』チャプター1で先日見たその人で、変則的だとは思いますが本命となる来るべき長編3作目『Wrong Cops』(既に完成済み)の序章としても楽しめる内容となっていてとてもよかったです。