2013年2月25日月曜日

SHOUT OUT LOUDS『OPTICA』

以前発売されたかじさん選曲のコンピレーション『Scandinavian Interior Sounds』にも収録されていたスウェーデンの5人組、Shout Out Loudsの最新作from Merge!アガります。

Dawn Mccarthy & Bonnie Prince Billy『What The Brothers Sang』

ボニー“プリンス” ビリーとドーン・マッカーシーが歌う全てカントリーで有名なエヴァリー・ブラザースのカヴァー曲集!完全に好みです。

INC.『NO WORLD』

LAのR&B/POP兄弟デュオ、Inc.のアルバム『No World』が4AD(!)から!ザ・クールで素晴らしいです。

アカデミー賞

なぞの多いアカデミー賞ですが、作品賞『アルゴ』で全てまるっと丸く収まってよかったんじゃないでしょうか。

WRONG


Mr. OizoことQuentin Dupieuxの『Rubber』に続く長編2作目『Wrong』を。ベッドのそばにあるデジタルの時計の分表示は59分から0になるのではなくて60になったり、車を駐車していたら勝手に度々頼んでもいないのに車の色を塗り替えられたり、会社に出勤したらなぜかいつもフロアは激しい雨漏りだったりと、"Wrong"ゆえの"どこか間違っている"進行のもと、ある日いなくなってしまった愛犬を探していくというもの。犬を探すには犬のマインドと一体化しなければならないという役どころぴったりのウィリアム・フィクナー扮する"マスター"の教えを実行したりとする様他の空気感は、殺人タイヤこと前作『Rubber』のシュールさ引き続きで、よく分からない人たちがよく分からないことをいろいろと主人公に言い、それに翻弄される様が独特のアートまでいかないアートな質感、テンションで個人的には嫌いではない、むしろ好きなクールな完成度でした。まあオイゾー、よく知ってそうですし。そして一瞬出てくる警察官(Cop)は正にこの次の『Wrong Cops』チャプター1で先日見たその人で、変則的だとは思いますが本命となる来るべき長編3作目『Wrong Cops』(既に完成済み)の序章としても楽しめる内容となっていてとてもよかったです。

2013年2月24日日曜日

Johnny Marr - The Messenger

オアシスではありません↑。ジョニー・マーのソロデビューアルバム(!)『The Messenger』は明日。

エンド・オブ・ザ・ワールド

スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイの地球滅亡ものという内容をさらっと見たときは、よくてまずまずくらいだなって思ったのですが、監督が『キミに逢えたら!』のローリーン・スカファリアということもあり、やってんだったら見とくかと『エンド・オブ・ザ・ワールド』を。

いつも通りの安定したスティーヴ・カレル、『危険なメソッド』感も漂わせるキーラ・ナイトレイの危うさと、どっちも嫌いではないけど好みではないのに結果映画は素晴らしいという言い表せないマジックで、いやー、良かったです。惑星が地球にぶつかってくるという、最近では『メランコリア』や『アナザー・アース』にはない多幸な感動ももれなく付いてきました。宣伝的には「エターナル・サンシャインのプロデューサー(スティーヴ・ゴリンのこと)が贈る~」というキャッチが付いてましたが、2作続けて良かったので、監督のローリーン・スカファリアがたぶんいいんだと思います。エンドロール他で流れたHerb Alpertの「This Guy's In Love With You」は映画の余韻と掛け算でぐっと響いたザ名曲。

『ゼロ・ダーク・サーティ』と『アルゴ』

『ゼロ・ダーク・サーティ』と『アルゴ』を一気に。同時に見たら、確実に『ゼロ・ダーク・サーティ』の方がむちゃくちゃ面白いんですが、どっちが好きかと言われれば、ぼくは『アルゴ』の方が好きですね。

2013年2月19日火曜日

Kaji Hideki『Sweet Swedish Winter』


かじさんの北欧はスウェーデン伝道ニューアルバム『Sweet Swedish Winter』本日めでたく発売になりました!

特典と致しましてはかじさん謹製の今回のアルバム解説他盛りだくさんのジン「Blue Boys Club Zine 02」、そしてうちの店で今回のアルバム発売記念で勝手に作ったスウェーデンしばりの補遺的コンピレーション「A Sweet Swedish Afternoon」をお付けさせて頂いております。こちらの選曲的にはかじさんが先日雑誌TRANSITの北欧特集号で選ばれていたもの(This Perfect Dayってそんなのあったな〜とか)を参考にさせて頂きつつ、渡スウェーデン回数0ゆえのぼくが憧れるスウェーデン感(「A Sweet Swedish Winter」とAを最初に入れているのはスウェーデンと言えばPでもWでもなくRのアンダーソンことロイ・アンダーソンということでその名作「A Swedish Love Story」のAインスパイアだったりとか)みたいなもののニュアンスもそっとインストなどで加え日中調子よくお聴き頂けるようコンパクトに60分(16曲)で凝縮して作っております。

とにもかくにも聴いて嬉しい飾って嬉しいばっちりのこちらかじさんの素晴らしき新譜『Sweet Swedish Winter』がん聴き、そして来たる3月24日のKoKonさんでのライブ(withなりさん!)も合わせまして、何卒よろしくお願い申し上げます!

2013年2月10日日曜日

DUCKTAILS『FLOWER LANE』

Real Estateのギタリスト、マット・モンデナイルによるソロ・プロジェクト、Ducktails最新作。塩梅ジャストにただただ最高過ぎて例えもアバウトになるのですが、Real Estateの賢い郷愁感にDestroyerとかToro Y Moiあたりのザ今なレイドバック・ムード、そして本作において一緒に仕事をしたPeaking Lightsの電子音もソフトに重なりリスニングどんずばに聴かせてくれてほんとこういうの延々聴けて好きです。Future Shuttleのジェサ・ファーカス、Cultsのマデリーヌ・フォーリンがそれぞれ歌声を披露した女性ボーカル入りの2曲も華を添える以上に素晴らしいです。


Future Shuttleのジェサ・ファーカス参加曲「Letter of Intent」。かなりいいです。


Cultsのマデリーヌ・フォーリン参加曲「Sedan Magic」。これもさすがにいいです。


ピーター・ガタリッジ(ex The Clean, The Chills)の「Planet Phrom」のカバー。初めて聴いたのでカバー感なしですがもちろんいいです。


どんなのだろうとピーター・ガタリッジ「Planet Phrom」元曲。元曲も当然のようにいいです!

Adam GreenとBinki Shapiro




音なしの上下同時再生でさらっと流してごらんください。

Quiet Ryan

沈黙のライアン、うけました(笑)。特に、喋りそうで...喋らないライアン・ゴスリングのところ(笑)。流れている曲は『DRIVE』のサントラから、College & Electric Youth「A Real Hero」。(最初無駄にCMが挟み込まれています)

2013年2月9日土曜日

Adam Green & Binki Shapiro『Adam Green & Binki Shapiro』


アルバム・オブ・ザ・マンス!ブルックリン・ベースのベテラン、アダム・グリーンとファッション関連でも人気抜群のビンキ・シャピロによるセルフタイトルのデビュー作。オールド・ファッションなデュオ代表としてShe & Himを引き合いに出してあえてそれをベタと例えるなら、こちらはいい感じにクール。ビンキ・シャピロの声と佇まいが醸す60sなガールズポップスの趣にアダム・グリーンのインディ~オルタナティブ〜フォーク感が乗っかり、それをCultsやTennisのような今日的ヴァイヴスも流れ合わさり聴かせるラブアルバム。最高です。

ビンキ・シャピロがボーイフレンドだったストロークスのドラマーの人とやっていたナイスバンド、Little Joyの行方も、ロック・ゴシップにもついていってませんが間違いなくこの2人は付き合っているでしょう。





以前ベック指揮のもとビンキ・シャピロが歌ったレナード・コーエンの「One of Us Cannot be Wrong」のカバー↑の進化形っぽい感触もあります。

2013年2月8日金曜日

YARD vol.03

ザルバルさんでのパーティーYARDの3回目のご案内をそのままコピペ!今回はご予約不要ですが、早く来られたほうが食にありつける可能性が高くなるというシステムになっておりますのでどうぞご確認くださいませ。

『YARD vol.03』
3月2日(土)@CZARU BARU(ザルバル) ※Access

選曲人:INOUE(JYM AND RECORDS) / BOO / TAKKA(KoKon) / 吉田綾介・Tsuboi・Takumi(BREADISTA!!) / MAL / kenrock
Free Food:淡い恋の桃色クリームシチュー、おしゃれ炊き出しスタイルで / BBQバケット / フジヤマ盛りひなあられ / ソーズ特製カナッペ / 甘酒(女性限定) / SO・S DINERさんのワンコイン出前(有料)

START 20:00 / CLOSE 25:00
入場料¥1000(1ドリンク & フリーフード付き)※予約不要
フードは限りがございますので、早めのご来場をオススメします。

ピンチをチャンスに!劇的にお得な雨天割引!
雨天の場合は入場料を¥500(1ドリンク & フリーフード付き)とします。

恋のロンドン狂騒曲

ウディ・アレン的には『ミッドナイト・イン・パリ』の一つ前の作品『恋のロンドン狂騒曲』が順番てれこながらやっと公開されて晴れて見れました。正に「これでいいんだよ~」という望んでいるウディ・アレン節の期待から大きく外れることのない佳作で十分楽しめました。本作、原題は『You Will Meet a Tall Dark Stranger』。この"You Will Meet a Tall Dark Stranger"という言葉は占い師が使う常套句ならしく、直訳すれば「あなたは将来一人の背が高くて色の濃い人に出会うでしょう」というところを、信じるものは救われるということを皮肉かつ投げっぱなしに作った内容だけに、ジョシュ・ブローリンが言ったこの言葉のところでは、Strangerを"死神"と訳していて、字幕の方の気の利かせもぶりも最高でした。

Paul Williams Still Alive

あのポール・ウィリアムスのドキュメンタリーということで『Paul Williams Still Alive』をDVDで。スティーブ・ケスラーという監督が「ポール・ウィリアムスってまだ生きてるんだ?!」そして「まだ誰もポール・ウィリアムスのドキュメンタリーを撮っていないじゃないか?!」ということを発見して撮られたドキュメンタリーだそうです。

監督自身が検索してみたところカナダにポール・ウィリアムス(2013年で73歳!)が住んでいることが判明し、そこに趣き彼の日々をカメラで追います。アメリカで道行く普通の人に「ポール・ウィリアムスって知ってますか?」と尋ねると誰も知らないという現代アメリカ人どうなってるんだ的状況ではあるものの、当然ながら熱心な昔からのファンは多数存在しており、巡っていく各地はどこもお客さんでいっぱいの中、営業活動をしながら暮らしているポール・ウィリアムス御大。そんなポール・ウィリアムスの日常や家族と彼が70年代のヒットメーカー(且つ俳優)であった時代の映像も交えて進行していきます。残念ながらアメリカ盤DVDで見たので何を言っているのかが分からないのであれなんですが、映画の感触としては非常に心地よくスムース。過去の圧倒的なスターとしてのポール・ウィリアムス像のオーラや存在感もナチュラルに、現在進行形のポール・ウィリアムスとしてずっと歌い続けているそのスタンスをじわーっとじんわりと見せてくれました。

本編にもちらっと映っていた、エドガー・ライト企画で「ファントム・オブ・パラダイス」を上映した際に壇上にタランティーと一緒にゲストで登場したその"ファントム・オブ・パラダイスの人"としてのポール・ウィリアムス。

トレーラー。

余韻抜群にエンドロールで流れた本作への書き下ろし曲「Still Alive」。歌詞の最後は"The Dreamers Still Alive"!

2013年2月7日木曜日

HOTEL MEXICO『HER DECORATED POST LOVE』

音だけ聴いたらほとんどUSインディの外人にしか聴こえない国境越えのホテル・メキシコの新作最高です。シンセ~チル・ウェイヴ感がさらに極まったロマンティック・ポップス全7曲。CDだけでも十分満足ですが特典も付きます。1stのタイトル『HIS JEWELLED LETTER BOX』にポストを掛けてきたタイトルも洒落てます!

2013年2月2日土曜日

To Rome With Love

ウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』の次の作品『To Rome With Love』を。待てども待てどもなぜか日本公開がいまだに決まってもない不思議感のままに過ごしてきましたが見切ってみてみました。

いつも通りの困った老人としてのウディ・アレンを中心としたエピソード、娼婦ペネロペ・クルスを中心としたエピソード、普通の人がいきなりスターになってしまったロベルト・ベニーニのエピソード、そしてジェシー・アイゼンバーグ&エレン・ペイジのエピソードという4つのお話が絡まず最後まで進行していきます。『ミッドナイト・イン・パリ』的なミラクル感はありませんが、ローマを舞台に全エピソード全て"いつも通りの"やんややんやなウディ・アレン節の話しで、『ミッドナイト・イン・パリ』ではウディ・アレン役がオーウェン・ウィルソンだけでしたが、今回は本人も含め全エピソードにウディ・アレンとして人間が登場してきて、特にロベルト・ベニーニなんて見事としか言いようのない演技を見せてくれました(さすがです!)。

見る前はジェシー・アイゼンバーグとエレン・ペイジがメインなのかと予想していましたが、メインどころか全く薄かったのは何のことなのか?と言った感じではあったのですが、全体的にかなりふざけて(笑)作っていて余裕で面白かったです。

Falty DL『Hardcourage』

もう少し硬派な印象がありましたが全然聴きやすくなめらか。Darkstarが「Warp」に移籍して良さそのままに変化したのと同様に、こちらのFalty DLもこの度「Ninja Tune」に移籍してかなり窓口を広げてきました!エッジがあるのに流麗。リスニングにもばっちりなレイヤード・エレクトロニック・サウンドで後味よくお聴き頂けます。


アルバム最後に収録されているこの「Bells」↑特に最高です。