2013年1月6日日曜日

PREMIUM RUSH

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがピストに乗ってニューヨークでメッセンジャー仕事をするという、あのケビン・ベーコン主演の名作『クイックシルバー』を彷彿とさせる予感ではあったのですが、ここ最近のジョゼフ・ゴードン=レヴィットものでは断トツで軽く仕上げてきた自転車映画『PREMIUM RUSH』を。作風としては最近の例えで言えば時間軸前後の桐島ライクなところも疾走する自転車のスピード感と(ストーリーはあってないようなものなので強引に)マッチしてはいるもののただそれだけといった趣き。好意的解釈としてのほんのりとしたクイックシルバーへのリスペクト感は根底にはありつつも、メインの志しとしてNYの市街を自転車でむちゃ走りするというアクションのみに重きをおき、あえてなのかジョゼフ・ゴードン=レヴィットのキャラ設定次第では深まるはずであろう、なぜにいい大学を出たのにあえて風を感じてメッセンジャーをしているのか?という青春の部分をカットして重くしていないので、悪役のマイケル・シャノンのダーク寸止めで突き抜けないコメディ~温度感も合わせてゲーセン映画でも見ているかように何もここからは生まれないのですが、これはこれで単純に楽しめ楽でいいんじゃないかと思ったり、思わなかったり(笑)。「まだブレーキ付けてるの?ブレーキ付けてるから事故るんだよ!」というハードコアフィックスドギアセリフほか全編自転車違法運転映画ゆえか、日本では劇場公開無しのDVDスルーならしいです。