2013年1月13日日曜日

二郎は鮨の夢を見る

アメリカ人が撮ったスシ・ドキュメンタリーということで見てみようと思い『Jiro Dreams Of Sushi』(邦題は『二郎は鮨の夢を見る』)を。アメリカ盤は昨年既に出ていて、これ音声全て日本語ですので、なんら視聴に問題はありません。

銀座にあるらしいミシュラン5年連続の三ツ星店「すきやばし次郎」の店主小野二郎さん(↑写真)の寿司職人としての哲学に迫る内容です。極端な例えで言えば、フランス人監督アジャがアメリカのスプリングブレイクへの憧れを非アメリカ人ならではに描いたあのピラニア3Dのような異国からのその国の伝統を大げさに描くのではなく、展開される本作のタッチは極めてシンプル。一切気をてらわずオーソドックスに職人仕事をドキュメンタリーしているので、若干のパンチのなさも感じてしまうのですが、伝統、そして職人とは気をてらわない日々の繰り返し。その部分においてこのオーソドックスな映画の作りが王道的に逆に際立つ、そんなスシ・ムービーでした。

解説者として出てくる山本益博によれば、この「すきやばし次郎」、早い人だと15分くらいで食べ終わるという握りのワンコース(3万円~時価)のみ。昼夜全て予約制で予約は1ヶ月先からと。映画なので寿司の味までは味わえないもののどれも間違いなく見るからにおいしそうでした。