2013年1月31日木曜日

IMAX ライフ・オブ・パイ

昨年12月に中四国地方で初となるIMAXデジタルシアターができた松山のシネマサンシャイン衣山で初IMAX!このシネマサンシャイン衣山、パルティフジ衣山といういたって普通のショッピングモールの2階にあって、建物の外観自体からは全くIMAXのスペシャル感は漂ってはこなかったのですが、中に入ればさすがIMAX!テンション上がるシアターになっていました。3Dに関して言えばXpanD、Dolby3D、RealDと3種類ある中のこれまでで一番相性も見え方も良かったXpanDをも楽に越える抜群の体験感。いやー、IMAX最高でした。ライヴ感もあるばっちり過ぎる音、そしてスペシャル視聴感覚。もう全然違います。アン・リーの虎3Dという「ライフ・オブ・パイ」自体も、この人こんなこともできるんだ!という以上にうまく見事な3D使いで、IMAX初体験に相応しい代物を見させて頂いた「ありがとう」の念いっぱいのIMAX ライフ・オブ・パイでした。一たび見ればとりこなIMAX、基本郊外に作られてしまうその環境を翻し、絶対に集客パワーがあると思うので福山の駅前活性化の鍵として是非数億ほど投入してもらって「駅前にIMAXを!」でお願いしたいです(神頼み)!

ザ・ウォーター・ウォー

梅田のシネリーブルでかねがね見てみたかった『ザ・ウォーター・ウォー』を。"未体験ゾーンの映画たち2013"という企画の中の作品で、この中ではだんとつでウィル・フェレルの『俺たちサボテン・アミーゴ』が見たいところではあったのですが、偶然にも2番目に見たい『ザ・ウォーター・ウォー』が時間よく上映されていて見ることができました。この『ザ・ウォーター・ウォー』、以前は『雨さえも~ボリビアの熱い一日~』という邦題が付いていた作品で、ボリビア水戦争ものという小沢健二うさぎなその内容は、新大陸を発見したコロンブスを描くという映画撮影のためにガエル・ガルシア・ベルナル一行がボリビア・コチャバンバを訪れ撮影を開始していくという、コロンブスに端を発する土地の人に対する搾取と、実際のボリビアでの水民営化による市民への搾取を重ねて描き展開させていく変化球ストーリーで、もうちょっと直球でもいいんじゃないかという印象ではあったのですが、「007/慰めの報酬」と合わせてボリビア、水関連に触れれる貴重作であることは間違いない内容でした。DVDは未発。iTunesでは見れます。

「ミスターシティポップ~冬へ!」@梅田シャングリラ(1/26), かせきさいだぁ『かせきさいだぁ≡』&TOTEMROCK『TOTEM ROCK EP+』(2/6再発)

梅田でかせきさいだぁさんの「ミスターシティポップ~冬へ!」を。ゲストはかじさん。当日大阪は死ぬほど風が吹き荒れて極寒だったにも関わらずぱんぱんにシャングリラにはお客さんが入っていました!そしてぼくの右斜めくらいにいた女の子はかせきさんの歌でもかじさんの歌のときでもずっとダンス&シンギングしていて素晴らしかったです。今年5月?くらいに早くもでるらしいかせきさんのニューアルバムに収録予定と言われた"マクロス"や"みゆき"の曲のカバー他盛りだくさんで拝聴できました。かじさんのステージは大定番を5、6曲くらいでしたがいつもよりも3割増しくらいにテンションも高く、華を添える以上のパンチをばっちりと聴かせてくれました!プロです。

『居酒屋さいだぁ天国 02』もしっかりと入手。加藤賢崇さんが語る映画『タンポポ』の裏話のコーナー最高です。

でもって2月6日に長らく廃盤だった、かせきさいだぁさんが95年(メジャー盤はその翌年)に発表した大名盤デビュー作『かせきさいだぁ≡』(左)と、かせきさいだぁ&木暮晋也さんのユニットTOTEMROCKによる2003年リリースにして唯一の作品『TOTEM ROCK EP+』(右)がそれぞれ再発になります。どちらの盤も持ってないことがばれたら「えー?!持ってないの?!」とびっくりされるくらいのクラスです。聴いて楽しい品質保証。間違いありません。

■かせきさいだぁ『かせきさいだぁ≡』(①2013リマスタリング ②小説「さいだぁ先生」ミニブック ③「ハグトン」ヴァージョン・ジャケット封入)
鈴木茂(ウッド・ベッカー)のギターリフをサンプリングしている「相合傘」、『ミスターシティポップ』でもセルフカバーした「冬へと走りだそう」、代表曲「さいだぁぶるーす」、「じゃっ夏なんで」他全13曲。

■TOTEMROCK『TOTEM ROCK EP+』(①2013年リマスタリング ②ボーナストラック付)
『Sound Burger Planet』にもカバーヴァージョンが収録されているキタキマユさんをフィーチャーした「Stay Tune」、『ミスターシティポップ』にもカバーヴァージョンが収録されている「フリーダム フリーダム!」、キリンジの堀込高樹作曲の「さよならファンタスティカ」に加えて、てんぱ組.incの夢眠ねむをフィーチャーした「ホリデイ」をボーナストラックに収録した全8曲。

また、かせきさいだぁ『かせきさいだぁ≡』には、ほぼ誰も聞いたことがない(かじさんですら今回初めて聴いたとおっしゃられていました)デビュー前の貴重デモテープ音源『淡水魚水族館にて』↑(全11曲, 34分)がもれなく特典として付きます!イントロを最初に聴いたとき、ん、これはA.K.I.さんか?!と思いましたが、紛れもなくかせきさいだぁ節全開。100%お得です。

ザ名曲「水色のいろおぜ」(かせきさいだぁ『かせきさいだぁ≡』M7)

『Sound Burger Planet』ヴァージョンの元ヴァージョン「Stay Tune Feat. キタキマユ」(TOTEMROCK『TOTEM ROCK EP+』M2)

2013年1月30日水曜日

宇和島

宇和島に行ってきました。28日の朝に出発したのですが、その日は夜分に雪が降っていたらしく、全く雪が降らない福山にしてはめずらしく朝起きたら軽く白銀の世界と化していてびびってたんですが、今治の人に「雪どんな?」とショートメールを送ると即座に「全く」という返事が返ってきたので、まあ行けるだろうと思い出発してみました。

しまなみ、そして実際今治は雪のゆの字も感じさない普通の感じで実に楽に車を走らせることができて良かったところ、道中すがら旅館の方から「おおずあたりが雪が深く高速が通行止めになっているので気をつけていらしてください」という旨の連絡を頂き、「ご丁寧にありがとうございます」とお礼の言葉は言ったもののその"おおず"が初耳で何のことかは分かってはいませんでした。それで松山までも全然平気で、松山から順路南に進んで行っているとそこにここか!と"おおず"がありました。大洲市のことでした。しかしながら当日はよく日もさし晴れていて雪も溶けてくれたのか、僕がその大洲あたりを通過する際には山々にはわりと雪がありつつも道路自体は視覚的にも問題なく、通行止めも解除されていて飛ばさずに行きさえすれば大丈夫な感じで宇和島まで無事着くことができました。北に行ったら雪なので、南ならという考えで宇和島をヒットさせたのにも関わらず、南でも雪が降るなんて勉強になるというか、いろいろだなあと思いました。

さらっと書きますが、ブルータス御用達にして歴史感も抜群、持て余すほどに超広々な木屋旅館さんに泊まりました。スペシャル感も抜群。最高でした。

夜は旅館の方に予約してもらった旅館からすぐの「桃太郎」さんへ。宿に晩御飯が付いていないので一応定石として「宇和島 和食」といった感じで食べログをつついてはみても、びっくりするくらいぴんとこなくてこれは任すしかないと踏んでいたその考え大正解の素晴らしい"ちょうどいい"100点満点のお店でした。写真は朝日蟹。この蟹には絶対に外れがないというお店の大将が太鼓判を押す通りの身の詰まりっぷりをみせてくれ、いや食べさせてくれました。

宇和島と言えばじゃこ天ならしく名物も。福山に住んでいるので作ったことがあるレベルにじゃこ天には慣れ親しんではいてもそこは異国の宇和島で食べるじゃこ天、別格でした。そして帰り際、桃太郎の奥さんに「井上さん、これを〜」と、みかんを大量に頂きました。

旅館の朝食のクロワッサン激うま。いくらでもいけます。

宇和島のゆるキャラたちを商店街でキャッチ。牛鬼が有名な宇和島にあっても、ゆるキャラにかかれば獰猛な牛鬼たちもたちどころにファンシーに!

朝、宇和島の駅前辺りを散歩していると、宇和島に身を隠し住んでいたという高野長英先生の居住跡が。この近くにはかの大竹伸朗先生の家もありました。散歩しながら思ったのですが、高野長英繋がりなのかどうかは分かりませんが、若干"おらんだ"というひらがな文字の響きよろしく「らんでぶー」みたいな感じの英語ひらがな系のスナック、バーが多かったような印象でした。


昼ごはんには宇和島と言えば「鯛飯」と言われている看板めしを。うまそうだなとは思っていましたがそれ以上に余裕でうまかったです。もう一つ宇和島で有名な太刀魚巻という竹に太刀魚を味濃く巻きつけて焼いたものも頂きましたが、昼なので飲めないのが惜しいほどに「酒に合うだろうな〜」といううまさを味わわせてくれました。

旅館の方も桃太郎の方も宇和島で観光と言ったらとりあえず城って言われていた観光の基本、城へ。ということで宇和島城からの眺めで閉めました。某友人に「宇和島行ってくるわ」と言ったら「島が好きじゃな〜」と天然に言われ、「いやいや、島って付いてるけど島じゃないし。ていうか自分、地理感どんだけよ(笑)」って驚き説明したんですが、眺めてみればさすが島と付いているだけあって島っぽい宇和島でした。天守には各地様々の有名な城の写真が展示されてあってその中には福山城の写真もしっかりと掲げてあり嬉しかったです。

2013年1月24日木曜日

RENNY WILSON『SUGARGLIDER』

カナダはエドモントン出身のRenny Wilsonのデビューアルバム。正直ジャケがもう少しくせがなかったらとも思うのですが、そういう感じなので仕方ありません。そのまま受け入れるのみです。音はというと、これが真面目に最高。MERGEから出たDestroyerの『Kaputt』をもう少しポップにしたようなチルウェイヴ・フュージョン~ディスコ・サウンドが実にじわっとグッと込み上げてくるセンス抜群の内容です。どの曲もいいですが、一押しはM9「Lady Pain」。このアルバム、いいです!

2013年1月23日水曜日

DARKSTAR『NEWS FROM NOWHERE』



HyperdubからWarpにレーベルも音も格上げして発表されたDarkstarの新作『News From Nowhere』入ってます。ザ・万華鏡インディ・ダンス!最高です。

TED

既に見てましたが字幕付きでスクリーンでということで『TED』を。平日の昼間にも関わらず、噂どおりたくさん入っていてびっくりしました。(ぬいぐるみもバカ売れならしい)TEDキャラ効果上等で素晴らしいです。ハイライトを挙げれば、TEDがかつて手を付けていたという(笑)ノラ・ジョーンズのステージに立ちマーク・ウォールバーグが歌う007/オクトパシーの「All Time High」のシーン。マーク・ウォールバーグの歌のひどさと言ったらひどくはんぱないです。かつて彼はラップの人だったことを全く想起させてくれないその歌(やダンスも)には、演技(冗談)もアメリカ人感覚として入っているとはいえ、その境界線はかなりあやふやで無駄についている筋肉も含めまあばかばかしかったです(誉め言葉)。論理的思考は不要に完全に突っ込みいらず。とても良かったです。

マーク・ウォールバーグが歌う「All Time High」。

リタ・クーリッジが歌う「All Time High」。プロです。

2013年1月21日月曜日

CHRISTOPHER OWENS『LYSANDRE』

新春の素晴らしい新譜の中でも個人的ALBUM OF THE MONTHはこのクリストファー・オウエンス!

元GIRLS!クリストファー・オウエンスの新作です。エディ・スリマンのサンローランのモデルをやったりと過剰にかっこいいんですが、アルバムもくやしいほどに最高なのでしょうがなし!塩梅がいいという言葉が一番はまるんじゃないでしょうか。そして、かっこいいけど、(たぶん)そう遠くはない気にもさせてくれます。むちゃくちゃいいです。

2008年にフランスのフェステイヴァルで会ったという女性、リサンドレ(タイトルも)との出逢いをもとに書かれたらしく、その彼女との出来事を順番に音楽とラヴ・ストーリーを紡いだコンセプト・アルバムという、内容自体もにくい仕立てになっていますが許します。

ジャケの写真はかねてから親交のある写真家ライアン・マッギンレー。

Sweet Swedish Spring Tour 3.24 (sun) 福山 @ Kokon

カジさんの2月20日発売の新作『Sweet Swedish Winter』のジャケ!

おそらく、朝、寝起きの女の子がパジャマの上に赤いフリースみたいなのを羽織って、髪でもとかしながらどれどれと雪の降っている外の世界を窓越しに眺めている、そんな妄想無限大ジャケとなっております。

アルバムはタイトルも発売もウインターですが、翌月3月はスプリング、Sweet Swedish Springツアーが決まっております。もちろん福山もあります!

Kaji Hideki
Sweet Swedish Spring Tour

3.24 (sun) 福山 : KoKon
Open 17:00 / Start 18:00 ¥3,000(要1ドリンクオーダー)

1月25日(金)正午よりメールで受け付けます。
kaji@jymandco.com まで以下の情報をご記入ください。
1. お名前
2. ご連絡先
3. ご住所
4. チケットご予約枚数

Info : ジムアンドレコーズ tel:084-926-0435

何卒宜しくお願い申し上げます!

2013年1月20日日曜日

CAPPUCCINO GRAND CAFE VOL.6

スペイン、マヨルカ島にある"Cappuccino Grand Cafe"というカフェ・レストランが出しているコンピレーションの中にKings of Convinienceの「Boat Behind」が入っていて、久しぶりに耳にしたら改めて良かったです! 現在のところ一番新しいアルバムとなっている『Declaration Of Dependence』に収録されています。

リンカーン弁護士

2012年ベスト2のマシュー・マコノヒー主演『KILLER JOE』が『キラー・スナイパー』という邦題でビデオショップに突然並べられていて嬉しくびっくりしたんですが、そのマシュー・マコノヒーものじゃんと『リンカーン弁護士』を見てみたら、マシュー・マコノヒーなんてどうでもいいと思っていたことを改めて改心させてくれるほどのあゝ素晴らしさ!キラージョーが極悪のみだったのに対し、このリンカーン弁護士では、序盤はほとんどキラージョーとキャラ同じなワルぶりから一転、善に向かいつつもワル善ワル善が混じり合う稀有な葛藤キャラをも難なくばっちりとしかもカタルシスも抜群にこなし上げるマコノヒーっぷり。まあどちらも話し自体が面白いってこともあるのですが、ストレンジな怪演としてのマシュー・マコノヒー、目線的にアコがれは抜きですが間違いないです。どんどんみていきたいです。

映画と恋とウディ・アレン

やっと福山でも公開が始まったウディ・アレンのドキュメンタリー・ムービー『映画と恋とウディ・アレン』を。内容は極めてふつー、でしたがやってくれるだけでありがたいです。ダイアン・キートンを始め、これまでウディ・アレンの映画に出演してきた俳優や関係者が何人も出てきて盛り立ててくれます。もちろんミア・ファローは全く出てはきませんが、そのミア・ファローとのくだりに関しても若干の説明は入るものの、意図的には大きくは広げずといった感じで、トータル的なウディ・アレンのフィルモグラフィーの流れを分かりやすく順々に見せてくれます。マッチポイント~それ恋バルセロナあたりも誉められていて気持ち違和感はありつつも、落ちとしてこれまでのウディ・アレン映画の中で最高の興行収入を打ち立てた先日の『ミッドナイト・イン・パリ』で万歳!みたいな流れは単純に楽しかったです。『ミッドナイト・イン・パリ』に主演したオーウェン・ウィルソンが「(あんなに稼ぐなんて)マイケル・ベイかよ!」って言ってて笑わせてくれました。

2013年1月18日金曜日

BELL GARDENS『FULL SUNDOWN ASSEMBLY』

Bell Gardensと言っても、この名前を初めて耳にする方がほとんどなんじゃないかと思われるBrian McBride(Stars Of The Lid)とKenneth Gibson([a]pendics.shuffle, Furry Things)という2人組による、Bell Gardensの初アルバム。Bon Iverほど孤高でもなく、Fleet Foxesまでは出来上がっていないある意味丁度いいハーモニー・ポップスを聴かせてくれて、(地味ですが)とてもいいです。意訳で直訳すれば「胸いっぱいの日没を集めて」と題されたタイトルから広げて、チルでレイトナイトなビーチボーイズのりでもお聴きいただけます。

WRONG COPS ROUGH PREVIEW

Mr.OizoことQuentin Dupieuxの『Wrong Cops』がチャプター1に続いてラフプレビューを公開。バカそうでますます早く見てみたいです。

YO LA TENGO『FADE』

ジャケ写。

Yo La TengoのHPのジャケ写。

マタドールのサイトのジャケ写。そう、実際はキラキラしているんです。

アイフォーンで撮ると、んーんいまいち。しかしながらYo La Tengoの新譜最高です!

2013年1月16日水曜日

ボス その男シヴァージ

劇場で見れるインド映画は貴重なのでやってるんだったらと『ボス その男シヴァージ』を。これがあってのあの『ロボット』というらしく、面白いのは間違いのない3時間の内容ではあるものの(せっかくやってくれてるのでそれだけで文句を言う必要はないのですが)、本作に限らずすべからくだいたい3時間は軽くあるインド映画をジャパニーズ方式よろしくな席に座ってただただじっと見る行為の疲労感といったらはんぱないです。そんな、面白いでも疲れた、疲れたでも面白かったといったところでしょうか。とは言いつつも、本作、内容自体は極めてどうでもいいんですが、こんなむちゃくちゃでばかばかしい映画を作るインド人最高です。あと踊りも!

2013年1月13日日曜日

レッド・ステイト

昨年、映画秘宝に日本版シッチェス映画祭(東京/大阪)のファンタセレクションで見れますよ的な広告が頻繁に打たれていて、(そこまで行ってみれないので)実に苦々しく待ち遠しい気分にさせてくれていたケビン・スミスの『レッド・ステイト』がやっと日本盤で出てくれたのですぐに見ました(笑)。アメリカの田舎(レッドステイト)においてのキリスト教+銃の過激カルト集団バイオレンスものといった内容にケビン・スミス印の笑えるエッセンスを注入した、ジャンゴ、ジャンゴなテンションにもばっちりでごめんなさいとしか言いようのないさすがの面白さ。ためにならない愛のむきだし感も持て余しません。落ちのゆるさはケビン・スミスなんで不問です!

二郎は鮨の夢を見る

アメリカ人が撮ったスシ・ドキュメンタリーということで見てみようと思い『Jiro Dreams Of Sushi』(邦題は『二郎は鮨の夢を見る』)を。アメリカ盤は昨年既に出ていて、これ音声全て日本語ですので、なんら視聴に問題はありません。

銀座にあるらしいミシュラン5年連続の三ツ星店「すきやばし次郎」の店主小野二郎さん(↑写真)の寿司職人としての哲学に迫る内容です。極端な例えで言えば、フランス人監督アジャがアメリカのスプリングブレイクへの憧れを非アメリカ人ならではに描いたあのピラニア3Dのような異国からのその国の伝統を大げさに描くのではなく、展開される本作のタッチは極めてシンプル。一切気をてらわずオーソドックスに職人仕事をドキュメンタリーしているので、若干のパンチのなさも感じてしまうのですが、伝統、そして職人とは気をてらわない日々の繰り返し。その部分においてこのオーソドックスな映画の作りが王道的に逆に際立つ、そんなスシ・ムービーでした。

解説者として出てくる山本益博によれば、この「すきやばし次郎」、早い人だと15分くらいで食べ終わるという握りのワンコース(3万円~時価)のみ。昼夜全て予約制で予約は1ヶ月先からと。映画なので寿司の味までは味わえないもののどれも間違いなく見るからにおいしそうでした。

まほろ駅前番外地

昨年の春ごろお会いしたときに「瑛太と龍平でまほろのドラマ」と伺っていた大根さんのまほろが遂に始まりましました。とは言いつつも、まほろの映画の方は見てなかったので、"瑛太と龍平の出来上がった関係"という土台を頭に入れるべく一応映画の方も見たのですが、こっちは良くも悪くもシリアス入った瑛太と龍平のブロマンスな体でゆるく2時間ちょっとあって長いんですよ。それに比べて大根さんの方のコンパクトなドラマ版のノー天気なテンポの良さと言ったら!誹謗中傷皆無。実に楽に見れて、かつしっかりと第1話面白かったです!

2013年1月11日金曜日

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶

ヘルツォークがやばいらしいということで見てみたかったヘルツォークのドキュメンタリー作品『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』をやっと。ヘルツォークと言われても見たことあるのはあの新バッド・ルーテナントのみだったので、歴が長いという巨匠というキーワードしか知らなかったのですが、どうやら劇映画以外にも多数のドキュメンタリーを撮っているらしく、この辺りの話しは柳下さんの解説(注1,注2)が詳しいです。

1994年に3人の探検家が南フランスで発見した一般人立ち入り不可のショーヴェの洞窟に、巨匠ならではのコネクションネットワークで特別にフランス文化省から撮影が許可され、3万2000年前に描かれたという人類最古の馬やライオンなどの動物の壁画をカメラに収めているのですが、ヘルツォーク・ドキュメンタリーに触れるのが初めてゆえ「ん、意外とシンプル」と思いきや、(タッチは最後までそうながら)これがこれが実に"人とは"といったヘルツォークの考えを込めた作りになっていて、後記の原発部分もあわせ「こういうことか」と大きな時間軸の余韻に浸れるその流れの意図そのままに考え、汲み取らずにはいられない内容でした。

しかしながら、これまで見つかっていた壁画よりも一気に2倍も古いという劇中映し出される3万2000年前のショーヴェの洞窟壁画をただただ眺めるだけで、ありがたい気持ちにさせてくれ、こと映画体験という点においてもいいもの見た感抜群の素晴らしい内容なので、未だ見ぬいろいろあるらしい他のヘルツォーク・ドキュメンタリーも見てみたくなるのですが、本作、劇場公開時は3Dでも見れたということで、これは是非3Dでも機会あれば見てみたい気持ちなるほどに相当な歴史の輝き具合を見せてくれました。

2013年1月10日木曜日

Jens Lekman "Olivia & Maddy"

イエンス・レクマンが年末に披露したニューソング「Olivia & Maddy」に関して、固くて恐縮ですが簡単に訳してみました。大きくは違わないと思いますが、ニュアンスでお願い申し上げます。

http://jenslekman.com/records/smalltalk.htm

Back in October, my pianist Jonas got stuck in New York after the city got hit by hurricane Sandy. The roads were flooded, flights were cancelled, even the Chinatown buses stood still. This was two days before our west coast tour was supposed to start. I decided to ask for your help. I asked if anyone would be able to drive him to Boston where I knew we could get him on a plane. In return I offered a little money and a song.

I was shocked when I checked my email a few minutes later and it was packed with people wanting to help. Shortly I had two girls on the case, Olivia and Maddy. I promised them a song for their job and so here it is. On the last day of the year.

Olivia & Maddy

It's of course a song for all of you who offered to help. And as I sing in the song, I didn't know I had such an army to mobilize. I wonder what else we can do? To start with, maybe I could get you to donate a few bucks to those directly affected by the hurricane itself.

Happy new year to all of you, I hope I get to see you soon.

10月の話しですが、ハリケーン・サンディにみまわれたニューヨークで、僕のバンドのピアニストのジョナが身動きがとれなくなくなりました。

道は浸水し、飛行機は運休、チャイナタウンのバスでさえ動いていませんでした。これは僕たちの西海岸ツアーが始まると2日前のことだったのです。誰か彼を飛行機に乗ることができるボストンまで車で乗せていってあげてくれないだろうかと、僕はみんなに手助けを求めることを決めました。そのお返しとして、それにかかったお金と、歌をお渡しすると。

数分後、メールをチェックしたとき僕はかなり驚きました。手助けしたいというメールがたくさん来ていたのです。すぐに僕は2人の女の子、(この場合)オリビアとマディに託し、彼女たちに今回のことに対しての歌を贈ると約束しました。それがこの歌、オリビアとマディです。今年の最後にどうぞ。

もちろんこの歌は、手助けしたいと言ってきてくれたみんなの歌です。僕はこんなにみんなが集まってくれるものだなんて知りませんでした。他に一緒にどんなことができるだろう?多分それはハリケーンにみまわれた方々に直接的に数ドルでも寄付することではないか、というような想いをこの歌に込めて歌っています。

ハッピー・ニュー・イヤー。どこかですぐにまた会えることを期待しています。

2013年1月9日水曜日

Pogues In Paris

昨年の終わりごろに発売された、ポーグスの活動30周年記念パリライブ『Pogues In Paris』をDVDで。ほとんど長州か天龍かと例えんばかりの聴き取り不明なシェインのやさぐれやくざボーカルがひどいんですが、強引に言えばパンチ効いてて良かったです!

2013年1月7日月曜日

YO LA TENGO『FADE』


実に新春っぽいYo La Tengoの約3年ぶりのオリジナルアルバムは近日。ベテランのジェントル感がさらっとするっと聴くだけで「いいじゃないか、いいじゃないかー」って孤独のグルメの井之頭五郎並に入ってきます!

2013年1月6日日曜日

PREMIUM RUSH

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがピストに乗ってニューヨークでメッセンジャー仕事をするという、あのケビン・ベーコン主演の名作『クイックシルバー』を彷彿とさせる予感ではあったのですが、ここ最近のジョゼフ・ゴードン=レヴィットものでは断トツで軽く仕上げてきた自転車映画『PREMIUM RUSH』を。作風としては最近の例えで言えば時間軸前後の桐島ライクなところも疾走する自転車のスピード感と(ストーリーはあってないようなものなので強引に)マッチしてはいるもののただそれだけといった趣き。好意的解釈としてのほんのりとしたクイックシルバーへのリスペクト感は根底にはありつつも、メインの志しとしてNYの市街を自転車でむちゃ走りするというアクションのみに重きをおき、あえてなのかジョゼフ・ゴードン=レヴィットのキャラ設定次第では深まるはずであろう、なぜにいい大学を出たのにあえて風を感じてメッセンジャーをしているのか?という青春の部分をカットして重くしていないので、悪役のマイケル・シャノンのダーク寸止めで突き抜けないコメディ~温度感も合わせてゲーセン映画でも見ているかように何もここからは生まれないのですが、これはこれで単純に楽しめ楽でいいんじゃないかと思ったり、思わなかったり(笑)。「まだブレーキ付けてるの?ブレーキ付けてるから事故るんだよ!」というハードコアフィックスドギアセリフほか全編自転車違法運転映画ゆえか、日本では劇場公開無しのDVDスルーならしいです。

2013年1月5日土曜日

大海原の決闘!クジラ対シャチ

NHKスペシャル『大海原の決闘!クジラ対シャチ』が凄いらしいということで見てみたんですが、噂に違わず面白かったです。大昔、氷河期が終わったころは栄養分豊かな氷が世界中の海中に溶け出しどこでもプランクトン大量発生⇒クジラがこよなく愛して食すちっさいエビも大量発生で食べるに困らなかったクジラたちですが、今やそのちっさいエビが大量発生するのがアリューシャン列島の北の海、ベーリング海のみということで、そのちっさいエビが大量発生するシーズン(アリューシャン・マジックの季節)に世界中のクジラたちがアリューシャン列島の島々の一角を抜けベーリング海へと旅するそのポイント(一角)に虎視眈々と待ち受けるシャチ群との生死分け目の戦いのドラマスペシャル。40キロ先にいるクジラを感知できるというシャチたちが戦隊を組み真横一列になってクジラめがけて加速していくその様は完全にスリル満点でした。スペシャルの話しとしてはシャチとの戦いに勝ったクジラたちだけがアリューシャン列島を抜けベーリング海に進むことができて、大好きなちっさいエビを食べれることができ、負けたクジラは残念ですが、勝ったクジラは安泰的な結末ではあったのですが、余分な知識として、荒れ狂うベーリング海はやばいという『ベーリング海の一攫千金』の話しが頭にあったので、果たしてシャチとの戦いに勝っただけでクジラはベーリング海の中で安泰なのかということが気になったりもしつつも、アリューシャン列島でこんな戦いが繰り広げられていたのかということにただただ世界の広さと動植物循環の絵巻に触れれた貴重なものを見せてもらった気分になりました。

2013年1月4日金曜日

あけましておめでとうございます!

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

それにしても寒いです。ボディはそれほどでもないのですが、手先や足のひざ下周辺などがかなりきてます。暖かくしてお過ごしくださいませ。

正月は初詣でもと岡山の最上稲荷に軽い気持ちで行ったら渋滞がはんぱなく全く進まないので引き返し、福山に戻って普通に護国神社に詣でました。護国神社のおみくじは列が凄かったので、隣の艮神社で引いてみると小吉、その後向かいのirieみくじも小吉でW小吉という一番いい引きをみせてくれました。その他、ホビットで寝たり(3時間全寝で全く見てません)、飲んだり、飲んだりとゆるく過ごせて休みっぽくよかったです。