2012年4月30日月曜日

0430 RUFUS WAINWRIGHT『OUT OF THE GAME』

ヘレナ・ボナム=カーターをフィーチャーした表題曲かつリード曲「Out of The Game」のビデオも話題のルーファス・ウェインライトの最新作入ってます。プロデュースはマーク・ロンソンなんですが、いい意味でルーファス・ウェインライトを軽やかに聴いてもらうことだけに専念したとしか思えない表の主張は皆無のプロ裏仕事ぶり。とことんルーファス・ウェインライトの歌とメロディを堪能できるこのアルバム最高です。

2012年4月29日日曜日

0429 EASTBOUND & DOWN サウンドトラック

圧倒的にアメリカのコメディの人は日本で知名度がないので(なぜならアメリカのコメディはあまり劇場公開されないから)、超有名にも関わらず普通に知られていないダニー・マクブライト↑。顔を見たら見たことあるような気がする方ももしかしたらおられるんじゃないかと思いますが、そのダニー・マクブライトが元メジャーリーガーで現在高校の体育教師という設定で主演したアメリカHBOの大当たりコメディドラマ『EASTBOUND & DOWN』(この4月でめでたくシーズン3が完結!)を盛り上げてきた楽曲をふんだんに収録した2枚組サウンドトラックが"Fat Possum"(!)から登場。

ぼくは絶対面白いはずなのに心の底から笑わせてわくれないその会話劇の字幕無しさにシーズン1の途中まで見て保留にしてしまいましたが、しかしこと今回のサントラに関してはレアとかそんなこと一切関係なしの王道曲のオンパレードに加え、曲の合間合間にダニー・マクブライトやドラマ本編でもちょっと出てきたウィル・フェレルなどのダイアローグ(掛け合い)も挟み込まれていてとてもアルバム通じてアガり楽しく聴き通せます。

と言っても、そんなこと知らずとも「Tennisとか出しているFat Possumからのサントラ?」ってことだけでも十分いけるGWウィーク仕様にして鉄板パーティー~ドライヴィング・ミュージックにしっかりとなっています!

0429 TORO Y MOI『JUNE 2009』

Toro Y Moiブレイク前夜の2009年のツアーで限定販売されていた10曲入りアルバム(EP?)がめでたく"CARPARK"から正規に発売。いい意味で角がとれていないこの荒めなToro Y Moiもこれはこれでグッときます!

0429 Clare and the Reasons“The Lake”

Clare and the Reasonsのニューアルバム『KR-51』が7月に。先行曲「The Lake」が上がってきてます。

2012年4月28日土曜日

0428 THE UNSPEAKABLE CHILLY GONZALES LIVE WITH ORCHESTRA

昨年行われ、既にCDにもなっているゴンザレスとオーケストラとのコラボレーション『The Unspeakable Chilly Gonzales』が今度はDVDになって再登場。
(ジャケ見開き↑。ライヴ音源収録のDLカード付。) 

先日の某東京の街が奏でるコンサート同様に、オーケストラ仕様に編曲し直され、オーケストラの生演奏をバックにゴンザレスがメインにピアノをたたきラップをするという、マエストロ・ゴンザレスを存分に堪能できる見て損一切なしの約1時間半! 店頭のモニターでも流しています!

0428 新『わらの犬』

ペキンパーのオリジナル『わらの犬』日本盤はプレミアが付いて高くなっているのでひよってしまい、字幕無しで見たこともあり細部まではよく分かっていないんですが、流れは頭に入っているので楽しみにしていた新『わらの犬』を。
舞台をイギリスの片田舎からアメリカ南部に設定を移し、そのいやーな"南部"感を前面に出し、クローゼットの中の猫、ハンティング、○○○、そして大ラスの見せ場というおおまかな流れを変に変えてなく基本一緒なところもいいし、オリジナルの『わらの犬』を見ていなくてこれはこれで成立している南部ヴァイオレンスでとても面白かったです。 

細かく言えばスーザン・ジョージとポテンシャルを超えてまで汚れようとはしない今回のケイト・ボスワースとではキャラクターのニュアンスが違うことも含めて、物足りないということではく、ダスティン・ホフマン&スーザン・ジョージの雰囲気は尊重しつつも、彼らにはかなわないというリスペクトの意もきっと入っているであろう今回の新カップルも、元を意識し過ぎてなく今っぽくて全然良かったです。あと、この新『わらの犬』のタイミングで元の『わらの犬』が再発されるとふんでいたのですが、完全にその予想はさらっとはずれました。アメリカでは既にブルーレイまで出ているのに!

0428 VIJAY IYER TRIO『ACCELERANDO』

インド系アメリカ人ピアニスト、Vijay Iyer(ヴィジャイ・アイヤー)ピアノ・トリオ最新作。マイルス・デイヴィスが演ったことで名高いマイケルの「Human Nature」からFlying Lotusの「MmmHmm」などのカバーも収録されているので、Pitchforkで8.2点を付けられていたように、その辺りの方にも違和感なく馴染める本格派ピアノ作品です。 M.I.A.の「Galang」のカバー↓も入っている、トリオでの前作『Historicity』も合わせていれております。

0428 OF MONSTERS AND MEN『MY HEAD IS AN ANIMAL』

アイスランド出身の6人組バンド、Of Monsters And Menのアルバム『My Head Is An Animal』が満を持して世界流通開始。正直YouTubeとかで聴いた段階ではぴんときてなかったのですが、アルバムを開け、1曲目から順に聴いていっていると、そのSTARS直球の男女掛け合いボーカルの合唱感にアガるアガる!アメリカで受けたことも納得。凄いいいです。

0428 HUMAN DON'T BE ANGRY『HUMAN DON'T BE ANGRY』

久々によく分からないものに出会ってしまった感びんびんの、元Arab Strapのマルコム ミドルトンによる突然変異名義"Human Don't Be Angry"が、最近ありそうでなかった口のサウンドでとてもいいです。ライブラリー的なモンド感とギターの響きにコーラスが絶妙のさじ加減で合わさった、ちょっと変わったやつを聴いてみたいという心もきっとくすぐってくれるリスニング仕様で贈ります。 アルバム2曲目「H.D.B.A. Theme」↑ インタビュー↑を受けていますが、いかんせんよく分かりません。

2012年4月26日木曜日

0426 不連続殺人事件

昨年、約20年ぶりに監督の曾根中生が姿を現したことを記念してか、めでたく発売となった『不連続殺人事件』を。 

山奥のそれはそれは豪邸に集まった29人にも及ぶ男女が入り乱れて繰り広げられるこの"不連続"殺人事件にしてスーパー群像ミステリーには、もう登場人物が多すぎて誰が死んでいっているのか初見では掴みきれないほどで、頭にある程度入って余裕を持って観れる2回目でなんとか飲み込めました。そんなことは置いといて、冒頭でいきなりさらっと嫁(夏純子)を(文字通り)売る若かりし日の内田裕也の怪演もさることながら、まさか外見も合わせて小坂一也がコナンくんに見えるとは!な、種明かしのラストまで140分、昭和の一癖も二癖もある名優たちが戦後の文化感よろしくいい味出して見せてくれてるので、まったく長くは感じさせてくれない見応え抜群の内容でした!超面白いです。

0426 Saint Etienne: "Answer Song"


 「Tonight」に続いて、新曲「Answer Song」が公開。むちゃいいです。で、ロンドンオリンピックに合わせてか、2005年にポール・ケリーが監督でSaint Etienneが作ったロンドンの風景を綴ったドキュメンタリー『What Have You Done Today, Mervyn Day?』↓が近々DVDにやっとなるとか。

こちら↑は既にDVDになっている同じくSaint Etienneが作ったロンドンの風景を綴ったドキュメンタリー『Finisterre(フィニステア)』。このフィニステア、凄い好きで折に触れて見返しています。

2012年4月21日土曜日

0421 MUSETTE『DRAPE ME IN VELVET』

とってもリスニングに最適なスウェーデンのMusetteの最新作。本国スウェーデンではIKEAのCM音楽も手がけるミュージシャンです。本作は、彼が親戚から譲り受けたという大量の50年代~60年代のカセットテープやオープンリールテープに録音して作ったとのことで、この録音時に、テープが古いだけに傷がついたりしわくちゃになったりとしつつも、そういったダメージからも必然性のある偶然的な何か(いいもの)も加味されて、この独特のうららか夢見牧歌な音感触、そして耳触りなサウンドが出来上がった模様です!

アルバム1曲目の「CouCou Anne」。出だしから感じがいいです。

音楽だけでなく、Musette本人も出演しているIKEAのCM。

2012年4月20日金曜日

0420 M. WARD『WASTELAND COMPANION』

ズーイー・デシャネルとのShe & Himサウンドの要、M・ウォードによる3年ぶりとなる最新作入りました。彼特有のアメリカンなポップス~カントリーの心地よい雰囲気をアルバムいっぱいに漂わせながら、しっかりブルースしたザ・大人ポップス・アルバム!かっこいいです。
リード曲「Primitive Girl」のライヴ。渋いです!
ズーイー・デシャネルはこの曲(↑)ともう一つ、計2曲で参加しています。ズーイー・デシャネルが歌おうがShe & Himにはなっていないこの感じもいいです。

2012年4月19日木曜日

0419 LIGHTSHIPS『ELECTRIC CABLES』

Teenage Fanclubのノーマン・ブレイクではなくて、ベースのジェラルド・ラヴが"Lightships"名義でソロ作を発表。信頼できるとしか言えない最高で安心のポップ・アルバムになっていて最高です。幾分抽象的なジャケットのアートワークもエバーなグリーンに見えてきます。明日!

0419 ジョン・カーター

アメリカで大コケしたせいか全く話題になっていないので誰も見ないであろう(というかこんなに大作なのに誰も公開されているのを知らない気がする)、ウォルト・ディズニー生誕110周年記念という冠作品にして100年前のSF「火星のプリンセス」実写版『ジョン・カーター』を。

内容が内容だけに、根拠なく絶対面白いはずとふんで見に行きましたが、そんな期待値すら軽く超えて最高に面白かったです。何ていうか、これぞ非日常感(笑)っていう感覚でしょうか。乱暴に分かりやすく書けば、この「火星のプリンセス」を下敷き(元ネタ)として作られたと言われているスター・ウォーズとアバターを足してむちゃくちゃにしたような内容なのですが、これがこれがそのむちゃくちゃ感がとんでもではない正統派感びんびんで、ほんと仰天尽くしで楽しめました。

見所は細部に渡りいい仕事をしているスクリーンに映るもの全てなのですが、(知らない人には何のことか意味不明でしょうが)緑色人のタルス・タルカスがウィレム・デフォー(竹馬に乗って演技したらしいです)で、タル・ハジュスがトーマス・ヘイデン・チャーチ(『サイドウェイ』他の人)と脳内シンクロさせて見るとなおさらアガります。

2012年4月17日火曜日

0417 ルート・アイリッシュ

ケン・ローチ最新作『ルート・アイリッシュ』を。
"ルート・アイリッシュ"とは、イラクのバグダッド空港と市内の米軍管轄区域グリーンゾーンを結ぶ12キロに及ぶ、世界で最も危険な道路(ルート)と称された道路のこと。

アメリカによる戦争の民営化により、一躍悪名を轟かしたブラックウォーター社は、シークレットな活動のはずのCIAすら警護するというそのポジションからも伺えるように、アメリカのイラクでの正規軍隊の活動(金額)を一見低くみせようとする灰色思考に加え、イラク政府から同国内で何をしても許されるという免責特権まで得て派手に活動し派手に隠していたのですが、ウィキリークスにより大量にその出るべくして明らかにされた諸行により結果2009年にイラク政府からは免責特権を剥奪されました(あたりまえ)。ブラックウォーターはアメリカですが、それらをイギリスに置き換えてケン・ローチが作ったのがこの『ルート・アイリッシュ』。そんな2009年以前の悪い意味でのりのりだった2007年の話しを元にしています。前作の『エリックを探して』からは一転した内容ですが貫かれるイギリス視点は鋭く、映画としても抜群に面白かったです。

2012年4月15日日曜日

0415 JJ - Beautiful Life [Video]

スウェーデンの男女デュオ、JJの新曲「Beautiful Life」。こんな気分には積極的にのっかりたいです。

2012年4月14日土曜日

0414 Sébastien Tellier - Cochon Ville (Official Music Video - Uncensored Version)

やばいです(笑)。完全にNSFWです。

0414 白鯨 MOBY DICK

白鯨VFXと聞いて見てみようかと、アメリカのTV映画『白鯨 MOBY DICK』を。

正直期待していたVFXはそんなでもなかったのですが、要となる船長のウィリアム・ハートの白鯨狂いがぶれずにしっかりとむちゃしてくれるので、落ちが最初っから分かっている中での全2話で計180分の長丁場でしたが全然面白かったです。

なんせウィリアム・ハートいわく「自然界に偶然はない!(だからこの大海原でもおれは白鯨にまた出会える)」という、STAR WARS エピソードIでリーアム・ニーソンがアナキンをフォースの力で見つけたレベルの突っ込み不要の確信ぶり(笑)。

また、そんな船長の狂いを止めようにも止めきれず終始寸止めな苦い顔をしている一等航海士スターバック役のイーサン・ホークもいい味に渋かったです。ちなみにコーヒーのスタバことスターバックスはこのイーサン・ホークが演じたスターバックからきているんですね。

0414 おとなのけんか

楽しみにしていたポランスキー『おとなのけんか』を。

一つ前の『ゴーストライター』はあまりにも良く出来すぎていたためか、なぜか見終わった直後はピンとはこなかったのですが、そこは名人(ポランスキー)、反芻するにつれてさすがに接近してきました。そんなじわじわ『ゴーストライター』からは一転、この『おとなのけんが』は即効のパンチ満点で、見てる傍から望むところの面白さの圧がはんぱなく、リアルタイム進行79分の会話劇(芸)に終始笑いっぱなし(しかも要所要所では噴き出して)で酔いしれました。

コメディはプロのジョン・C・ライリーの安定感、存在感の目立ちは一番のクリストフ・ヴァルツ、"分かっている"ケイト・ウィンスレットにジョディ・フォスターと、それぞれのポジションで、まあほんとに(笑)魅せてくれます。最高なので、もう一回でも二回でも見たいです。

2012年4月13日金曜日

0413 千光寺夜桜

尾道、千光寺で初夜桜。あたり一面、「こんなに咲いてるんだ!」ってほど咲きまくっていて壮観でした!

0413 子どもと昔話 第51号

子どもと昔話 第51号(2012年 春)」が届く。連載「うさぎ!」も今回で第27話目です。今回はスチャの3人によるうさぎ鼎談。来月に出るスチャの雑誌『余談』の今年のやつにも再録、もしくはそのようなものが掲載されるらしいです。 

余談ですが、「鼎談」って書いて思わず合っているのかと思いぐぐってみたところ、鼎談とは「3名による座談会のこと」となっていて、まさにスチャに即した言葉と我ながらなっていました。

2012年4月11日水曜日

0411 SPRING BREAKS 2012

「冬と夏のあいだに、春を置きました。だから春は少しだけ中途半端なのです♪」という印象的なフレーズから始まるのが、まだ初期のころのオフコースが歌った「僕の贈りもの」というラブソング。 

小西康陽さんがNHK-FMで担当されている番組「これからの人生。」で昨年末にこの曲が流れ、ラブソング的暗喩に掛け中途半端な季節という位置付けで"春(と秋)"を歌うなんてオフコースさすがだなって、思わず耳を奪われました。

と言っても、そんなオフコースとは違い、他意なくお店に置いてあるもののサンプラーとして選んではいますが、気持ち的にはそんなオフコースの「僕の贈りもの」同様に、そこはかとない季節の趣きを意識したリスニング心で選んでいます。

 内容としては、昨年秋に作った「オータムラプソディー」以降に発売されたニュートラックの中から、管楽器の響きが心地よい室内楽ポップス、今の空気感たっぷりにきらめく浮遊感を楽しめるローファイなもの、ポップス的文脈で聴ける朗らかに抑揚のあるインストなどなどに、春のバウンス感も添えて、"ジムアンドレコーズが奏でる春の音楽"として並べております。しかしながら、聴かなくても持っているだけで春心を誘引していただけるパッケージで作っておりますので、持って帰るだけでも持って帰って頂いて、気が向いたら聴いてみてください!

0411 The Jesus And Mary Chain - Sometimes Always [Video]

何がって言われてもあれなんですが、やっぱMazzy Starなんじゃないかなって思いつつ、ジザメリwithホープ・サンドヴァル(Mazzy Star)の「Sometimes Always」に改めてキュンと。

2012年4月10日火曜日

0410 平和公園~比治山公園

平和公園~比治山公園と流して花見。広島の桜は今を盛りに満開でした!

2012年4月7日土曜日

0407 Belle And Sebastian - Crash [Video]

売れ売れのBelle & Sebastian選曲集『Late Night Tales Vol.2』、"夜も深まってきた時"仕様ですが、今の季節、夜桜だけではなく、これ、昼間っからもいけますのでお花見のお供にも是非どうぞ!ほんと最高です。
プリミティヴズのスプリング・キラー・カバー!7インチは月末頃です。

2012年4月6日金曜日

0406 MIIKE SNOW『HAPPY TO YOU』

なぜか三池崇史に由来するバンド名を持つ、スウェーデン(2人)+アメリカ(1人)ユニット、Miike Snow(読み方はミイケ・スノウではなくて、マイク・スノウ)の最新作は基本彼らの持ち味通りのスウェーデン仕込み(録音)のエレクトロ・ポップでキャッチーなんですが、この5曲目↓「God Help This Divorce」はきらきら甘酢を通り越してセツナ度が全開。「Talking my Tea in silence... ダウン、ダウン、ダウン、、、」。
歌詞

2012年4月5日木曜日

0405 J・エドガー

ものがものだけに日本では余裕で今年1月から全国的に公開が始まったイーストウッド最新作『J・エドガー』。しかしながらなぜか、なぜか?ここ中国地方全ての県ではどこでもやってないという狐につままれた状況になっていて、絶対になにか裏があるに違いないとは思いつつも、全くそんな業界事情は知る由もなく(誰もワーナージャパンにJ・エドガー出動のりで突っ込まないし)、ただただこの奇妙な状況下で黙って待っていたところ、何と素晴らしいことに、いまだ中国5県ではどこもやっていないにも関わらず、うちのお店と目と鼻の先のシネフクで今週から公開が始まりました。もう上映してくれただけで最高です。

内容なんですが、デカプリオ演じるJ・エドガーこと初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの人物像が灰色すぎて全く共感は出来ないんですが、アカデミーでは賞を取らなくても僕はずっと前からスーパー認めているデカプリオの演技が相変わらず素晴らしいので若干感情移入はせざるを得ませんでした。また、分かりやすいイーストウッド感はエンドロールのジャズくらいではあるのですが、よくよく反芻すればこれも一つのイーストウッド作品で、イーストウッドの場合は望まれてはいるものの最近での作品連発具合といい、死ぬまでFBIのトップに君臨し続けたフーバーとも重なります。あと、今作でのデカプリオの相方、トルソン役のアーミー・ハマー(ex『ソーシャル・ネットワーク』)の老人期のメイクと挙動(首をかくかくと..)が『悪魔のいけにえ』のグランパ(笑)にしか見えず、そこは作品の流れとは関係なく笑えました。フーバーは灰色ですが、作品としては紅一点のナオミ・ワッツ一切関係なしのラブストーリーも含め、間違いなく面白かったです。

0405 Sébastien Tellier『My God Is Blue』

セバスチャン・テリエの"ザ・フォース"的雰囲気びんびんのニューアルバムは今月末!プロデュースはMr. Flash。ダフトのギ=マニュエルとの共作曲他、伝道の全12曲を収録した確実にパンチある内容となっています。

2012年4月4日水曜日

0404 ROCKET JUICE & THE MOON『ROCKET JUICE & THE MOON』

ブラーのデーモン多国籍関連では一番の聴きやすさ!

2008年にアフリカ・ミュージック・エキスプレスというフェスに参加するために、たまたま同じナイジェリアはラゴス行きの飛行機の中で居合わせたというデーモンと神ベースのフリー(レッチリ)、そして神ドラムのトニー・アレンを中心に、エリカ・バドゥやHypnotic Brass Ensemble、多数のアフリカン・アーティストたちが参加してこの度完成したRocket Juice & The Moonのセルフタイトル・アルバムが「Honest Jons」から。祭り感もいいです!デーモンの2012年は、このあと出演&音楽監督を務めるオペラ『Dr. Dee』のサントラを出すことまでは決定済み。グレアム・コクソンが「間違いなく出す」と言い切ったブラーの新譜にもそろそろそのうち取り掛かるんじゃないでしょうか。

2012年4月3日火曜日

0403 LA SERA『SEE THE LIGHTS』

NYからカリフォルニアに居を移したらしいケイティ・グッドマン(Vivian Girls)のソロ名義、La Seraの2ndアルバム最高。なんとなくドリュー・バリモア顔している容姿も合わさり、今を生きるBest Coastには出せないガール感びんびんにブルーにベスト・コーストした、来るべきBest Coastの新譜と並び立ち、背負わないけど"持っている"2012年西海岸女性インディマストの1枚です!

2012年4月1日日曜日

0401 クリス・モンテス『CALL ME THE A&M YEARS』 Complied by Saint Etienne

お洒落でピースフル!みんな大好きクリス・モンテスを春に聴こう! 

先月国内盤の紙ジャケでクリス・モンテス(実際の発音はモンテズ)がA&Mレコーズに残した4枚のアルバムがリマスターされ久々に復刻されたことを記念して、そのクリス・モンテスA&M4タイトルからまんべんなく選曲されたベスト盤を入れました! このベスト、選曲はSaint EtienneのBob StanleyとPete Wiggsという"分かっている"2人が務めているという間違いのないものとなっています!!

 60年代初期ごろ、まだ10代だったクリス・モンテスは最初当時の流行でもあったR&Rダンス~ティーン・ポップス路線で、ビートルズを前座にツアーを回るなどそこそこヒットも飛ばしていたらしいのですが、いつしか伸び悩み学業にでも専念しよかと考えていた中、自身もアーティストとして活動していた当時のA&Mの社長、あのハーブ・アルバートに見出されA&Mと専属契約を結び、より親しみやすい洒脱なMOR(Middle Of the Road)路線へシフトし次々と発表されたのが下の4枚のアルバム。

女性とも勘違いされてもおかしくないソフトでイノセントな中性的な歌声、ボサ・ノヴァ、ジャズ・テイストのソフィスティケイトされたサウンド、ラウンジ風のレイドバックした雰囲気、ハンド・クラッピンと鼻歌まじりの男性コーラスなどなど、聴けば誰もがピースフルになれる楽曲尽くしの内容で、世界でもここ日本でもその歌声は愛されヒットを連発していきました。そんなこのA&Mに残した4枚のアルバムをベスト的にまとめたのが『CALL ME THE A&M YEARS』↓。
「Call Me(コール・ミー)」、「More I See You(モア・アイ・シー・ユー)」、「Foolin' Around(フーリン・アラウンド)」、Time After Time(タイム・アフター・タイム)などなど、若干あれも入れて欲しかった!という曲がなきにしもあらずなのですが、たくさんありすぎて1枚に収まりきれないことは承知でSaint EtienneのBob StanleyとPete Wiggsがばっちり選び抜いた全曲必須曲の入門編にして春のこの季節(特に昼下がり!)にも軽やかにジャスト・フィットにマッチしますので、是非聴いてみてください!