2012年2月2日木曜日

0202 ナッシュビル

川勝さん...、

を偲びながら、何を見ようかと探していたら0.1秒で決まったアルトマン『ナッシュビル』(159分)のリバイバルを。今月廉価盤のDVDが出ることは知っていましたが、やはり映画館だと集中力が違います。登場人物が極めて多く、しかも曲者揃いで最初は掴みきれないのですが、見進めて映画の中で出てくる人たちの関係性が次第に分かり出し、めまぐるしく躍動するそのストーリーと合わさっていくその感覚の楽しさと言ったら!スーパー群像で最高でした。
それはそうと、川勝さんの本で一番最初に買ったのは『ビデオショップ午前二時』だったとばかり思っていたのですが、この『ナッシュビル』を見終わり、川勝さんはアルトマンに関してどこに書いていたっけ?と、いろいろ著作をめくっていたら最初に出た方の『ポップ中毒者の手記 約10年分』の中にアルトマンの記載があって、この本が出たのが96年。どこで買ったかは全く覚えていないのですが、こっちを先に買っていたのだろうか?と、もう記憶の順番が怪しくなってきている..というそんなことはどうでもよくて、この『ポップ中毒者の手記 約10年分』のアルトマンの項で書かれているのは、94年に"アルトマン・レトロスペクティヴ Vol.1"と題されて『M★A★S★H』『ロング・グッドバイ』『ストリーマーズ』というアルトマンの3本をセットで上映したことに関して、いかにアルトマンは最高かという川勝さんコラム。文末には『バード★シット』『ナッシュビル』『三人の女』という3本立てで"アルトマン・レトロスペクティヴ Vol.2"もあればいいなあと書かれてありました。

昨年、この『ナッシュビル』は、"アルトマン・レトロスペクティヴ Vol.2"というタイトルの演目ではなくて、おそらく川勝さんも駆けつけたであろう"ZIGGY FILMS 70's"というプログラムで久方ぶりに上映されたらしく、それがここにきてやっとこちらの方にも巡ってきたので見れたんだど思うのですが、『バード★シット』はこの"ZIGGY FILMS 70's"でやっているのでそのうち見れる機会があるような気もする中、川勝さんが押していただけに『三人の女』も是非見てみたいところです。

とにかく、日常生活で何をするにも気付けばそこには川勝さんの跡(仕事)があり、教えてもらうことばっかり。机の周りや部屋の中もそんなのばっかり。今年になって買って以来ずっと机の右斜め横辺りに置いているケネス・アンガーのDVDも開けばそこには川勝さんの文章がしっかりと。結果的に亡くなる直前に出たのがこんなわけの分からない(けど分かった気になる)ケネス・アンガーのDVDの仕事だなんて実に川勝さんらしくて最高です。