2011年11月25日金曜日

1125 震える舌(1980)

「震える舌が一番怖い」と以前ある方が言っておられて、気になっていた『震える舌』がこの度再発されました。みんな見たかったのかかなりこの再発は話題のように見受けられます。で、案の定、今月の映画秘宝でも「震える舌が一番怖い」と言っていたその方が当たり前のように自ら登場して宣伝(?)していたその『震える舌』!なんですが、2011年の今日にこの歳で見るという環境上とらうまクラスまではいかないものの確かに相当怖かったです。何が怖いって、子どもの女の子の描写や鳴っている音も含め意図的とも思えるほとんどエクソシスト状態なので、「そろそろ、もうそろそろ一線越えるんじゃないか..そろそろ..」と常に頭によぎり見進めさせてくれる作りの絶妙のバランス感覚に加えて、両親(渡瀬恒彦&十朱幸代)のふらふら感も合わさった展開がほんと怖かったです。
エクソシスト化というか、そんないつ一線越えてもおかしくないその状況の中で、本作の良心とも言える存在として登場するぶれない中野良子(真ん中)の高貴さがかなり際立ち、リアリティの境界線を保ってくれます。かなり素晴らしかったです。一応医療ドラマですが、作りというか体(てい)が完全にそれなので結末は途中から見えてくる(というかそうならなかったら逆に大変です!)とは言っても、見応えのあるやたら怖い怪作には間違いありません。