2010年6月17日木曜日

瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック


本屋で山積み!なにやら盛り上がっているので、買ってみた「瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック」。直島へはまだ一度も行く機会に恵まれていないので、チャンスか?

http://setouchi-artfest.jp/

2010年6月15日火曜日

Sofia Coppola’s SOMEWHERE

ソフィア・コッポラの最新作『Somewhere』のファースト・トレーラーが日本時間の本日アップされました。なんとなくソフィア熱が下がっているとは言え、こういうのは記念に載せておこう!

で、はっきりしたことが一つ。ソフィアはひげが好き。しかも青いやつが(笑)、前作「マリー・アントワネット」のキルステンの旦那役のジェイソン・シュワルツマン(濃い)といい、今回の主役スティーブン・ドーフ(濃い)、そして旦那のフェニックス・トーマ(濃い)、立て続けに全員濃いです。

トレーラーを見る限りでは、「ヴァージン・スーサイズ」と「ロスト・イン・トランスレーション」を半々くらいで足したような印象ですが、まあ楽しみにしておきましょう。アメリカ公開は2010年12月。日本はいつなんだろうか?

トレーラーの出だしはスコアを担当するらしいフェニックスのものなのですが、そこからストロークスの「I'll Try Anything Once」に流れるあたりも素晴らしく、ほんと、相変わらずというか、よく出来ています。ていうか改めてこのストロークスの曲はいい!

Somewhere Trailer HD - Sofia Coppola

ダコタ・ファニングの妹で、娘役のエル・ファニングは12歳(!)。働きます。

The Strokes - I'll Try Anything Once

2010年6月14日月曜日

告白

告白」を。


各位各所で大絶賛だったゆえ、見溜まってきた優先順位の第1位として見に行きました。しかし、大絶賛とは言え、どんだけのものなのかというモチベーションは極めてフラットに臨んだのですが、これはやられた。。とにかくラストの松たか子のあの"一言"が白眉。あの一言は原作にもあるのかと、本屋に確かめに行きましたが、なし。素晴らしい映画的付け加えだと思います。近年の最高作連発の韓国映画への嫉妬すら解消される圧倒的な出来栄えなのですが、それゆえ話しの内容はそれだけ重いです。でもあの最後の一言、口癖にしたいほどキまってました。

善悪といった寓話的要素をファンタジックな手法をまぶし、クライマックスへ向けて怒涛の数珠つながりの展開を見せる本作、とにかく凄いリズムです。あえて必要のない難癖を付けるならば、音楽がかっこ良すぎる点か。ジム・ジャームッシュ「リミッツ・オブ・コントロール」ばりに叙情感たっぷりのborisが流れ、The XX(びっくり)、そしてレディオヘッドの「Last Flowers」などの"顔の見える"主張し過ぎる楽曲が盛りだくさん。まあいいんですが。

原作は因島出身の湊かなえさん。昨日の日曜日にはその湊さん、中島哲也監督、北原美月役の橋本愛(14歳)が来て上映会が行われたらしいのですが、さぞかし因島の方もド肝を抜かれたことでしょう。

※公開中の映画「告白」、因島で特別上映
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001006140005

2010年6月13日日曜日

田植えを

今週木曜日に終日。早朝、各田んぼに苗を運んでいると、稲を植える前の水田の中でカモがぷくぷくと泳いでいる光景には笑えました。

当日は天候的にもかなり日差しが強かったので、スタイル的には極力地肌を隠す格好で、頭にキャップ、首にタオル、長袖(あついけど)、短パン(気分だけでも、でも下にタイツ)、そして長靴(新しく購入したやつがばっちりだった)、仕上げに日焼け止めを顔から首にかけて丁寧に塗り込む。

作業的には、稲を機械で植え、機械で出来ないところを手で植えたり、田の周囲にいのしし対策の網を張り巡らせたり(この作業、はんぱないです)、池に行って流れ出る水の量を調整したり、大きいやつから細かいものまで諸々川で洗ったり(へびに注意)片付けたり、立ったり座ったり寝転んだり、太陽の下、暑い暑いって言ったり!それにしても体力的にきつかったです。驚異的な量の汗をかき、狂ったような筋肉痛になりました。

ひふみよモードで任に入っていましたので、シッカショ節の鼻歌に挑戦しましたが、祭りの歌だけあって、田植えには合いません(笑)、普通に、「あせをかき、オレンジをかじり~♪」というやつなどなどの方が抜群にテンポ、勢いともに合いました。

うちの田は祖祖父(故ひいじい)が当時(明治)買えるだけ買ったという噂よろしく、家の近くにもあるのですが、わりと離れて点在しています(大きくはないけど細かい感じに)。それをまあ代々維持しているわけなんですが、田は一年寝かすと使い物にならないらしいので、作らないという選択肢は現在ありません(まあその理由は僅かなんでしょうが)。将来的な仰々しいビジョンは僕にはまだないのですが(手伝うだけで精一杯)、思ったこととしては、やはり普通に軽トラを運転できるようにならないといけないなということと、このたびはこころの中で特に意味不明に斜に構えることなく素直に家業の任務の一員(必須労働力)としてつつがなく出来たのではないかということ。

2010年6月12日土曜日

ひふみよまでの時間軸(僕の)略。



思えば2005年10月、小沢健二が何か書いているらしいということを耳にし、内容は後回しでとりあえず「小澤昔ばなし研究所」に通販を頼み入手した「うさぎ!」連載第1話。衝撃だった。この手のニュアンスの話しには興味を持って接してはいましたが、彼が真正面からそのことに対して記していること自体にも激しく興味を抱き、その後はずっと3ヶ月に一回研究所にメールし、送られてくるというのが続きました。いつだったか、どこに行ったか分からない号が出てきたときなどは、もう一回その歯抜けになった号を普通にメールして頼んだりもし、すると「いつもご購入戴いているのに、見つからないとはおかしいですね、送料は今回はいいです」などといった、明らかに僕が毎回買っていることを把握してくれているようなご丁寧なご返信を頂いて、いたく恐縮したこともありました。

2007年春、この時期に出た「うさぎ!」第7話の巻末に、"本連載では語られていない場面が「社会臨床雑誌」に載っています"という記述があり、迷うことなく日本社会臨床学会というところにメールしてその雑誌を入手した。そこに載っていた彼の文のタイトルは「企業的な社会、セラピー的な社会」。これもかなり熟読した。「うさぎ!」の発行元はお父さんのところで、この社臨はお母さんのところ。ということで、空気でも掴もうかと、お母さんの本も読んでみると、アバウトな空気どころか、かなり具体的に繋がった。

2007年秋の「うさぎ!」の巻末に、夏に行われた映画の集いを秋にも行うとの記述があった。夏にあったことすら初耳の中、広島近郊では開催の予定がなかったので、その年の12月に松山まで足を運んだ(運良く券が当たって良かった)。集いのタイトルは「おばさんたちが案内する未来の世界」。内容は「うさぎ!」に関係した土地に根付く彼とパートナーのエリザベス・コールさんが撮ったフィルムの上映と語り、若干の民族楽器の演奏、そして質疑応答(たぶんこんな感じだったと覚えています)。語りの中では「音楽なんてやってたころに」という発言(表情、口調のトーン共に完全に否定的ニュアンスで)もあり。「毎日の環境学」が出たのが「うさぎ!」が始まってからまもなくの2006年3月だから、2007年の暮れにはほぼCDを出さない宣言をされていました。商業的、産業的な意がそれには強かったことを差し引いても集まったお客さんは誰一人喜んでなかったと思います。

そして巡り巡って、連載の続いた「うさぎ!」が第18話目で一区切りがつき、「ひふみよ」というツアーを2010年5月6月に行うというアナウンスが2010年1月に。その1月末には大阪で『「アート」という罠:「アート」ではなくて』というベネズエラからのスカイプ中継での講演もあり。アートを取り巻く市民環境的な"にらみつけておくべき"ポイントを「企業的な社会、セラピー的な社会」を軸にお話しされていました。「ひふみよ」の開催発表後で何かしら触れるかなとも思っていましたが、それには触れることは一切なし。講演の内容は「企業的な社会、セラピー的な社会」の内容が頭に入っていた後だったので、言わんとしていることはとても飲み込めやすく分かりやすかった記憶があります。また、「誤解されることが一番悲しい」と髪をかきあげながら何度も言っていたことがとても印象に残りました。別に誤解されてもいいんじゃないか(万人が丁寧に追っているわけではないし)、ていうか誤解される要素はあるよ(限りなく情報は少ないし)、とも思いましたが、やはりそれはその講演をわざわざ聞きにきてくれた人に向けての言葉であるということを考えると、「集い」というものの関係性を彼なりのスタンスで大事にしているということだろうと判断するには難しくはありませんでした。

で、この度の「ひふみよ」。神戸と広島を2日連続で見ましたが、音楽なんてというスタンスを越え、なぜここに来て歌い出したのかということは、連載「うさぎ!」を通じて判断してみると、わりと整合性を持って納得でき、さらに見て大納得の内容であったですが、常に対案を提示しての彼なりの考えの持って行き方(推移)はとても興味や好感が持てるものであることも間違いなく、直線的ではない時間軸の上で、地に足を付けて前に進むその感じ、なんて、勝手に思ってみようが、それらを踏まえようがどうしようが、「ひふみよ」、最高でした。大感動です。

否応なく「ひふみよ」の次が楽しみです。

連載をまとめ、今回物販で販売されていたこの「うさぎ!」(写真)、その写真はポトシの鉱山だろうか?それはさておき、周りでは誰も読んでいないので、(あべくんしか買った人を知りません、)興味のある方にはゼロ円催促あり(笑)で貸しますので(「企業的社会、~」の方も同様に)遠慮なく言ってください。

2010年6月1日火曜日