2009年12月30日水曜日

2009.12.30.

今年も大変お世話になりました!心から感謝を申し上げます。
来年度も倍旧のご指示、ご支援、何卒宜しくお願い申し上げます。


毎年、倍旧と書かせて頂いておりますので、現在、一体最初から何倍になったかを考えるだけでも頭が下がります。重ねて宜しくお願い申し上げます!

アバター

2009年見納め!「アバター」を昨日。

環境的にはIMAXと書いて桃源郷とでもふり仮名を打ちたいような夢の世界では見ることはできないので、ドルビー3D 字幕で。IMAX並にスクリーンの右端と左端が視界に入らないように、普通でもいつも前の方に座るのですが、今回「アバター」に関しては思い切って前から3列目の真ん中に陣取りました。さすがにスクリーンが切れることはない真ん前なので、上向いて見るというのは我慢して見ていたのですが、結果、目が死ぬほど疲れました。メガネをかけて高速道路を走った後の感じに近いです。気負わず、普通に真ん中くらいに座れば良かった!

世の中的には「3D 吹き替え」が押されていたのも納得。画面からのジェームズ・キャメロンの念とでも言うべき猛烈な情報量を目で確認するだけでもやっとなのですが、さらに字幕まで追わないといけないので大変でした。

3Dは今回3回目ですが、メガネをかけると暗く見えるというのがやはり気になり、たまに外して見たりしていたのですが、外したら、格段に明るく見える一方、画面も字幕もぶれているのでなんのことかは分かりません。世の中にはIMAX 3Dは置いておいて、「XpanD」「REAL D」「Dolby 3D」という3つの視聴環境があるらしいのですが、ここ福山地区で唯一見れる神辺のシネコン「エーガル」(名前の由来は「映画」に「る」を付けて動詞にして名詞に)で採っている方式は「Dolby 3D」。日本での勢力図的には「XpanD」>「REAL D」>「Dolby 3D」で、それぞれの特徴に差はあれど大雑把なクオリティーに関しては「XpanD」≒「Dolby 3D」>「REAL D」。「Dolby 3D」は暗くならないことが特徴ならしいのですが、メガネをかけると十分暗いので、TOHOシネマズやMOVIX系で採用しているという「XpanD」で一度見て比べてみたところです。

初の3D長編ドラマとしてのこの「アバター」、ストーリーというよりかはやはりジェームズ・キャメロン入魂の映像がとにかく素晴らしく、162分間目が痛いのを我慢してもおつりがくるのは言うまでもないのですが、ストーリーも大人から子どもまでということや、突っ込みを入れることも面白い作業ということを加えれば、分かりやすいSFとして良かったのではないかと思います。逆に難解であったら目も頭も大変!という感じになっていたのではと思います。登場人物的には、キャメロン、どんだけシガーニー・ウィーヴァーが好きなんだと突っ込まずにはいられないシガーニー・ウィーヴァーの半裸シーンには、他にいないのかとびびりました。あと、やはり地球人+ナヴィのハイブリットであるアバターと本物のナヴィに関して、ハイブリットであるアバターとナヴィはやはり根本的に違うのではと思うのですが、アバターにリンクするかしないかの違いしかよく分かりませんでした。両者のこと見え方に関しては、2Dで見た予告編での違和感はこの3Dでは本当になく、相当手間暇かけてるなと、その並ではない労力にはただただ頭が下がる思いです。キャメロンだからか、キャメロンでさえかはどっちでもいいですが、物事を成し遂げる上での手間暇をかける作業の重要性を再認識させられました。

2009年12月24日木曜日

うさぎ

車中、雑誌で一瞬その建物の名前を目にし、何も調べずそのまま勢いで「BIZEN 中南米美術館」へ。当たりかハズレかは賭けでしたが、何か匂ったんです。

場所は、岡山の備前という初めて行く町。着くと、こういうマヤの展示やってますよの看板が。

で、中に入ってみると、

展示入り口にこれが!嗅覚に驚きました。完全に当たりです。

無知ゆえ初めて知りましたが、「うさぎ」はマヤ文明の書記で、しかも書記の神、という事実が!!あっちの「うさぎ!」の主人公のうさぎにも書記の意が含まれているのだろうか?入っているとしか思えない、いや、もし入ってなくてもこれは必然性のある偶然か。いやいや、まるっきり違うとしても、これは知れてよかった。


この企画展示、全てこのうさぎの書記「アフ」(↑)が語るという体で、展示一つ一つに「アフ」としてのコメントがずらずらずらっと入っていました。全て「うさぎ」の言葉で「うさぎ」が語る、、、素晴らしい!!



素晴らしさついでに、なにやら近くにあるらしいという「閑谷学校」へも見学に。

これが国宝の講堂こと学習教室。中にも入ってみましたが、綺麗に保存されすぎていて、「庶民のための学校、閑谷学校」の庶民感のニュアンスがいまいちピンとはこなかったのですが、当時の想像をかきたてられるのには十分な、かなり趣き深い建物であることは間違いありませんでした。

azzurroクリスマス2009

一品目は得意のフルーツ・トマト&細麺パスタ。何度も口にした覚えがあれど、これは毎回死ぬほどうまい。

エビ。僕が言うのもなんですが、エビの火の通り具合がさすがプロ。頭も欲しかったのですが、頭は料理しながら食べたらしい(うそ)。

桃太郎地鶏とネギのパスタ。名前を耳にしたのも初の桃太郎地鶏。ネーミング的には「桃太郎」と「地」の意味が被っている岡山岡山鶏。その分、うまさも2倍超。

メインは鴨。

デザート。ホワイトチョコのケーキ。


+ハイネケン2本, 白ワイングラス1杯. コーヒー1杯

2009年12月21日月曜日

ブリタニー・マーフィRIP

「8mile」と「ラーメンガール」は見てないけど、調べてみたら「タイム・ラビリンス 時空の扉(1999)」「17歳のカルテ(1999)」「SPUN スパン(2002)」「ジャスト・マリッジ(2003)」「カレの嘘と彼女のヒミツ (2004)」「シン・シティ(2005)」「ブリタニー・マーフィ in 結婚前にすべきコト(2006)」と恐らく計7本見てます。「シン・シティ」を見終わった後は一瞬熱も入りました。32歳か、早過ぎる。

2009年12月20日日曜日

CINEMA 16 WORLD SHORT FILMS

やっとのこさ今月国内盤が出たWARP FILMSからのショート・フィルムDVD「CINEMA 16 WORLD SHORT FILMS」。
2枚組という内容のボリューム感もさることながら全部面白いんで堪りません!やはり特筆すべきはimdbのギレルモ・デル・トロのページにも監督作品として一番最初に載っている、なんとギレルモ・デル・トロが19歳のときにメキシコで撮ったという30分のショートフィルム「Dona Lupe」が収録されている点!

Where the Wild Things Are


スパイク・ジョーンズ最新作「Where the Wild Things Are(かいじゅうたちのいるところ)」。「アバター」ほどではないけれど、どんどんボリュームアップした予告編を上映前にもう何度も見せてもらい、テンションも上がってきているのですが、いまだ見ぬ本編へのイマジネーションの妄想が膨らみまくるほどに雰囲気抜群のサントラも凄くいい。Karen O.最高!

M-1

パンクブーブー面白かったんで素直に拍手をたたきたいのですが、素直に手をたたかせてくれない煮え切らなさ。。分かりやすいほどにシビアな世界だ。。

笑い飯~

去年見てなかったので今回NON STYLEのネタを初めて見ましたが、好きではないけどかなり面白いですね。白じゃない方がとてもいい。白もいいけど(笑)

2009年12月18日金曜日

Twitter,Ustream,Youtube

機械にはとんと疎いんですが、昨日からTwitter、Ustream、YouTubeをiphone上でどういう仕組なのかをリンクさせながら遊んでいて、もう、その使い勝手の良さに目から鱗が落ちるばかりです。

Twitterに関してはまだ目的が定まっていないながら、せっかくなので参加はしてみようと考えているのですが、Ustreamがとにかく凄い。今日の町山さんの「キラキラ」もUstreamで見ましたが、その機能に感動しました。IphoneのアプリのUstream Viewerでも普通に見れたらなお最高なのですが、まだ見れないらしいという気配です(多分)。来月大阪である小沢さんの会もSkypeではなくてUstreamにしたらみんな見れるのにと思うのですが、それはまあ趣旨が違う浮かれた意見でしょう。

で、生まれて初めてYoutubeに映像をアップしました。Youtubeに映像をアップするなんてプロの仕事と思っていたのですが、Ustreamを使ってiphone上(だけで)でちょちょいのちょいとタッチしていけば、Youtubeに映像が簡単にアップできました。くわだくんは「みんな知ってるし、誰でもできる」って言ってましたが、iphoneがあればすぐできてしまうその感じに初めて触れました。大げさに言えば、扉が開いた感じでしょうか(笑)。門戸開放。

赤ちゃんのような映像ですが、以下3点。iphoneをあまり対象物に寄せると絵が乱れますね。

かじさんが選曲した北欧ポップス/インディ・コンピレーションが出ました。雑誌「北欧スタイル」とのコラボレーション盤です。内容抜群。


トーマス・キャンベル最新作「THE PRESENT」のDVDも出ました。特典が付きます。


おまけ。妹尾健治くん。最近彼はハリアーを買いました。ちょっと前に石原さん(オークル)と3人でその新車購入祝いもわざわざさせられました。

カールじいさんの空飛ぶ家

ピクサー最新作「カールじいさんの空飛ぶ家」を。


犬がしゃべり、犬がワインをついでくれ、料理もしてくれて、そして飛行機も運転する!その辺も見事に見どころなのですが、やはりカールじいさんことフレドリクセンと奥さんのエリーとのエピソードとそのエリーへのカールじいさんの気持ちにただただ感動しました。最高です。

母なる証明

楽しみにしていたポン・ジュノ最新作「母なる証明」を映画館で。


前々作「殺人の追憶」があまりにも濃密濃厚最高で、前作「グエムル -漢江の怪物-」も激烈に最高。そしてこの最新作「母なる証明」、文句なし。見たかったポン・ジュノ印満点のいろんな意味の肉厚感に感情の持って生き方にも戸惑うんですが、しっかり見届けました。

DOUBLE DARE

タラを振り返る作業の一貫で再度見た「デス・プルーフ」の特典ディスクで、タランティーノが興奮気味に紹介していた新旧2人の女性スタントマンをフィーチャーしたドキュメンタリー「DOUBLE DARE」をアメリカ盤DVDで。

フィーチャーしている女性スタントウーマン2人は、ジニー・エッパーとゾーイ・ベル。ジニー・エッパーは「ワンダーウーマン」のリンダ・カーターのスタントで名を馳せた超ベテラン。そしてゾーイ・ベルは「Kill Bill」でのユマ・サーマンの殺陣シーン他で大注目され、「デス・プルーフ」ではタラ肝入りで本人役(ヴァニッシング・ポイント・ゲームで車のボンネットの上に乗っかっていた人)で登場していたことでも有名です。

ジニー・エッパーにしろ、ゾーイ・ベルにしろ、裏方の器では収まり切らないタレントの持ち主であることもまざまざと映しているのですが、その顔の映らないスタントへの想いがプロとしてハンパなく、ゆえに女性スタントを通じてプロフェッショナルかくありき的な精神を合わせて見せてくれたとても興味深い内容でした。タランティーノやスピルバーグも登場してきて、熱く語ってました。

2009年12月11日金曜日

戦場でワルツを

戦場でワルツを」を映画館で。
監督自身が体験したレバノン戦争でのトラウマを辿るアニメーション・ドキュメンタリー。トラウマがトラウマを呼び起こしてしまうとても重い内容なのですが、本来ドキュメンタリーと意味上反するアニメーションという手法のフィクション感がいい意味ではまっているとしか思えない、そして、今年のアカデミー外国語部門で「おくりびと」と争い負けたことも完全に勝ち負けの意味が優劣の意味ではないことを如実に示している内容でしょう。イスラエル、パレスチナ、そしてこの80年代のレバノン戦争。とても重いです。

チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室

そこそこ楽しみにしていた「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」をDVDで。

ジョン・ヒューズ薫るといったらおおげさなんですが、アメリカ学園ものとして「そこそこ」以上に面白かったです。ほぼ満足。内容そのままのタイトルもうまく付けられてはまっています。

主役のチャーリー・バートレットには「スター・トレック」にも「ターミネーター4」にも出ていたアントン・イェルチン。そのお母さんによく目にする人、ホープ・デイヴィス(お父さんは脱税で塀の中)。脱税して罰金払ってもまだまだお金があるのか、この家は超お金持ちで屋敷に住んでいます。

そして、アントン・イェルチンの相手役、ヒロインにはホープのカット・デニングス、そのお父さんにしてアントン・イェルチンやカット・デニングスが通う公立高校の校長でもあるのがロバート・ダウニー・Jr(お母さんは浮気して出て行ったという設定)。

金はある、スターになりたい、どうしたらいいか?とチャーリー・バートレット(アントン・イェルチン)は真面目(多少不純)に考えていたところ、専属の精神科医からもらった薬でトリップしてしまい、そのことで思いついたのが、その薬をみんなに処方すること。でも基本チャーリーは真面目ですのでしっかり真面目に悩みを聞きつつ薬をあげます(男子トイレで)。そんな男子トイレ相談室を軸にアメリカの公立ハイスクールのヒエラルキーから「青い悩み」までを、とてもまとまりよく"アメリカン・ティーン"のロマンスでコメディとして見せてくれます。また、ロバート・ダウニー・Jrがそんな学校の校長という時点で面白いのですが、しかも地で演じれるアル中(嫁が浮気して出て行ったので)というからには、いまいち力の入った演技をしていない点にもを余裕で目つむれるほどに見れました。

2009年12月7日月曜日

LIMITS OF CONTROL

リミッツ・オブ・コントロール」やってるんだ、ということで見に行きました。

監督はジム・ジャームッシュ、撮影にはクリストファー・ドイル。以下ネタばれあり。

[ストーリー]
“自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ”という言葉のみを任務として与えられた、コードネーム“孤独な男”(アイザック・ドゥ・バンコール)は、スペインに降り立つ。“必ずエスプレッソを2つ注文し、携帯も銃も仕事中のセックスもなし”という指令以外すべてが謎に包まれたまま、男は任務の遂行を目指す。スペイン中をさすらう彼の前に、“スペイン語は話さないのか?”という問い掛けを合言葉に、同じくコードネームを持つ仲間たちが現れる。彼らはそれぞれの情報を暗号にし、マッチ箱の中に忍ばせる。ある仲間が“裏切り者がいる”と告げると、男は“自分も仲間ではない”とつぶやく。男は、ありのままの現実と、夢の中をさまようかのような非現実が交錯する世界を旅し続ける。そしてその果てに男は、荒野の中のアジトにたどりつく。

ムッシュ印満点のオフビートさに眠気をこらえるのに必死だったのですが、なんとか無事見終えました。感想としては面白いとか面白くないとかの次元ではないアートな内容なので、好きか嫌いかということになるのですが、まあ「嫌いではない」「いろいろ考えさせられる」といったところでしょうか。

「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という指令を受けた主役、コードネーム“孤独な男”(アイザック・ドゥ・バンコール)は、スペインに降り立ち、行く先々でコードネームだけで呼ばれる仲間たちと出会い、そこで新たな指令を受け取る。その際にマッチ箱を必ず渡され、その中には暗号らしき紙切れが入っている。アイザック・ドゥ・バンコールはその紙切れを取り出し目を通すと、口に入れエスプレッソで流し込む。

コードネーム:孤独な男(イザック・ド・バンコレ)
コードネーム:クレオール人(アレックス・デスカス)
コードネーム:フランス人(ジャン=フランソワ・ステヴナン)
コードネーム:ヴァイオリン(ルイス・トサル)
コードネーム:ヌード(パス・デ・ラ・ウエルタ)
コードネーム:ブロンド(ティルダ・スウィントン)
コードネーム:モレキュール(分子)(工藤夕貴)
コードネーム:ギター(ジョン・ハート)
コードネーム:メキシコ人(ガエル・ガルシア・ベルナル)
コードネーム:ドライバー(ヒアム・アッバス)
コードネーム:アメリカ人(ビル・マーレイ)
ティルダ・スウィントン(左)が佇まいを含め素晴らしいです。右は主役のイザック・ド・バンコレ。

工藤夕貴のコードネームが「分子」ということにも象徴されているんですが、コードネームということで言えば「レザボアドッグス」や「サブウェイ・パニック」のような内容では当然なくて、アクション映画なんだろうけどアクションは一切なし。感触としてはとてもクラシカルです。

一つの解釈としては「自分こそ偉大だと思う男」とは「うさぎ!」で言うところの灰色的なもので、最後に実体としての灰色として登場するコードネーム:アメリカ人(ビル・マーレイ)を倒しアイザック・ドゥ・バンコールは任務を終えるのですが、ビル・マーレイが最後に、「おれを殺しても何も解決しない!」というような内容のセリフを言うので煮えきりはしないのですが、単に任された任務を遂行したというアイザック・ドゥ・バンコールの「今を生きる」というスタンス一点において物語は終わります。でも、煮えきらないのですが、映画としての余韻は素直に(いい意味で)アート感覚でいいので、このあたりが「いろいろ考えさせられる」ポイントにもなります。

任務を遂行するディーテールとして携帯などの電子器具を一切使わず人から人へと伝える方法にも見方としての対灰色的な言わんとしているニュアンスは組み込まれているのですが、基本「アート」ですので、そのニュアンスは実は多様というか、感覚的なところなので人ぞれぞれでしょう。コードネーム:ヌードに対するイザック・ド・バンコレの対応が、タイトルのダブル・ミーニングになっていたりと「笑える」と言ったら語弊がありますが自由度が高いのでこのオフビートさを味わえるくらいの余裕があればとても楽しめる内容なのは間違いありません。

2009年12月6日日曜日

Year One

楽しみにしていた「Year One」をDVDで。邦題は「紀元1年が、こんなんだったら!?」。

監督は「ゴーストバスターズ3 (2012)」が待ち遠しいハロルド・ライミス、そして製作にはジャド・アパトー、主演はジャック・ブラック&マイケル・セラ。悪くなりそうな雰囲気はなさそうな布陣なんですが。。

大げさに言えば、エメリッヒの「紀元前1万年」やメルギブ「パッション」「アポカリプト」な体でコメディをやるというハロルド・ライミスの志しの高さは買えるものの、完全にとんでも作品になってしまっていて震えました。全然面白くない!!

昔の人間の生活のマジセットを組んでいるので、ジャド・アパトー製作ものでは一番お金がズバ抜けてかかっているのですが、一番面白くないという結果になっている本作、何がダメなのかと言えば、マジセットを組んでリアルな紀元1年の風俗、環境を描いていた中で現代のくだけた言葉を用いてコメディにすることでそのギャップで笑わせ、かつ、今日的非モテのフォーマットよろしくな最後の「大感動」へと落とすという素晴らしいコンセプトの核をなすシナリオの悪さに尽きます。ジャック・ブラックとマイケル・セラはいつも通りなので、脚本がダメとしか思えません。よって、「生きていくためには」という暗にほのめかされるメッセージとともに訪れる最後の一番いい"大感動"になるはずのクライマックスも全く感動させてくれません。特典映像見たさに張り切ってDVDを買い、そして、忙しいタランティーノ三昧の時間を割き、読みたい本もほっといてわざわざ見たのにこれは残念!

2009年12月4日金曜日

イングロリアス・バスターズ!!!

イングロ2回目を鑑賞。

「最低2回は見ろ!」ってタラ監督(真ん中↑)が言っていたのですが、言われなくても見ますよ!

それにしても、本編152分に「謎」のまま入れなかったメラニー・ロラン(右)の看護士時代の話し他たくさんのデリートされたエピソード群も、「想像してくれ!」って言うんだから想像しますが、タラ監督には気が向いたら是非見せて欲しいものです。


タラ得意のダンス。テンション的には「パルプ・フィクション」でのユマ・サーマンとジョン・トラヴォルタのツイスト以上!メラニー・ロランのテンションも極めて高いです(笑)。

2009年12月1日火曜日

イングロリアス・バスターズ!!

「イングロ~」を見て以来、映画秘宝別冊「イングロリアス・バスターズ映画大作戦!」と、「ユリイカ タランティーノ特集 イングロリアス・バスターズの衝撃」の2冊を熟読しながらタラ監督作品の主だったタイトルを勢いつけて最初から順々に見返しています。全て最高にスーパークールで何度見ても面白いのですが、なにせ毎日タランティーノだと飽きる!

2009年11月26日木曜日

イングロリアス・バスターズ!

満を持して、「イングロリアス・バスターズ」を!これは無茶苦茶いい!面白すぎる!タランティーノのマイブーム言葉"スーパークール"を何度でも言いたい!!



映画の顔は存在感抜群のブラピですが、この"復讐"のストーリーの主役、ショシャナ役のメラニー・ロラン(真ん中)がフィリップ・リオレの「マイ・ファミリー/遠い絆」の時の比ではなく、猛烈に人気が倍速していることも激しく納得!!

2009年11月24日火曜日

3:10 TO YUMA

決断の3時10分」をまず見て、「3時10分、決断のとき」を見る。

元の「決断の3時10分」にない要素を加えたので、この度の「3時10分、決断のとき」は2時間あるのですが、ルーク・ウイルソンがチョイ役で一瞬出てきてズッコけたところ以外は、クリスチャン・ベイルのダン役を分かりやすく女々しくて微妙だったことからくるオチの違いも含め満足!これくらいのクオリティのヒューマン西部劇をどんどん作って欲しい。

2009年11月23日月曜日

2012

2012」。
今度こそエメリッヒさんが世界を終わらせるらしかったのですが、やはりというか。。ジョン・キューザックいいんだけど、ジョン・キューザックじゃあな~。。ひっぱってひっぱってもったいぶらせるので、最後まで見るのが苦しかったです。上映時間が長い!

2009年11月20日金曜日

オブザーブ・アンド・レポート

楽しみにしていた「オブザーブ・アンド・レポート」をDVDで。
さすがイーストウッドのワーナーが作ってしまった非モテ映画だけあってバカはバカでも風格のあるバカになっていて、クオリティーが無駄に高いその下品さが他とは確実に一線を画しています。なんてったって主演セス・ローゲンの敵役にはあのレイ・リオッタ!グッドフェローズのかけらもない素晴らしいコメディー演技を見せてくれます。最高でした。

Disney's クリスマス・キャロル

Disney's クリスマス・キャロル」を3Dで。

前回3Dで初めて見た「ファイナル・デッドサーキット 3D」とは比べ物にならないストーリーと売りの3Dがしっかり有機的にリンクしたさすがのクオリティーです。

3人登場してくるクリスマスの精霊の一番最初の炎のキャラが頭を「クリッ, クリッ」とカクカクさせる様が愛嬌があってとても気に入って見ていたのですが、気付けば後半は寝てしまい最後の方は把握していないのですが、これだけは言いたい、ジム・キャリーの「クリスマス・キャロル」なのに日本語吹き替えしてどうするんだ!

おく村

日付ちょっと遡って17日に初めて「おく村」へ。ビール飲んだり、焼酎飲んだりしながら、ちょっとずつ一品一品ゆっくり食べれるとても余裕のある食事を頂きました。

2009年11月19日木曜日

SVF? in FUKUYAMA at SO・S DINER

楽しいことはすぐ過ぎる。ああ今日もライヴやってくれないかと思っている中、昨日無事福山でのカジさんの「Ska Vi Fika? Acoustic Live」が終了致しました。

平日のド真ん中の水曜日にも関わらずたくさんの皆様にお越しいただきまして、重ねて御礼申し上げます。

カジさんご一行は夕方5時前ころに福山着。僕は佐川の集荷待ちでお店で待機していたので6時くらいにソーズ入り。6階に上がるとカジさん、NARIさん共にいて、思わず第一声に「こんにちは」という気さくな挨拶の言葉が口から出てしまい、とっさに「お疲れ様です。今日はよろしくお願いします」と言い直しました。

僕はカウンターの中に入って物販を。竹田さんより複数回に渡って「出来るの?」と確認されましたが、飲みながらやったので全然調子よく出来たんじゃないかと思います。よく売れました。岡山のときもそうでしたが、ピンクのトートバックがダントツで一番人気ですね。

午後8時スタート。
「甘い恋人」を本編でも演奏されたのに、アンコールでグレートな女の子が「甘い恋人もう一回!」とリクエストし、「甘い恋人」が2回聴けるという出来事も。そのグレートな女の子に「あのスキャフルの人の出身はどこ?」って尋ねられ、「東京」と即答したのですが、あとでNARIさんに伺ってみたところ「長崎」でした!

午後10時ライブ終了。その後サイン会。

5階での飲食、団欒後、記念撮影。

2009年11月16日月曜日

1115~16

昨日15日はカジさんライブを見るべく岡山へ。

行きは電車で。岡山駅西口からiphoneのマップ片手に歩くこと約5分、会場となっている商店街の中にあるカフェ「ONYASA」に着きました。そんな雰囲気は感じていましたが、着いた瞬間「きみ物販だから」と竹田さんより係りを仰せつかりました。あとで見てみたらエクセルで制作された当日の進行表にも当然のように物販係りとして名前が入っていました。光栄です。

まずは夕方5時半からタワーでCDを購入された方の特典として行われたトークショーがスタート。岡山では知らぬ人がいないという人気パーソナリティーDJKJさんの司会のもと軽快なトークをカジさんは繰り広げられていて非常に盛り上がっていました。印象に残った話しとしては、カジさんが大昔に倉敷チボリ公園に「かじひで木」なる木を植樹をされたらしいのですが、それは今どうなっているのか?と。チボリ公園はただ今絶賛ヨーカドーへと変貌を遂げる工事の真っ最中につき、行方がとても気になります。

トークショーが終わり、7時からライブがスタート。
集客もよく大入り(立ち見も多数)の中、NARIさんとともに9時過ぎまで歌われました。その後、長蛇の列と化したサイン会もあり。

それから片付けをし、機材を車に詰めると車がパンパンになり後部座席の左半分まで荷物でぎっしり。カジさんが「乗れるよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えて同乗させて頂いたのですが、後部座席の右半分に僕、カジさんと座り、申し訳ないほどの窮屈さの中、福山へ帰宅することになりました。

その途中、「ラコスバーガー食べて帰ろうよ」とカジさん、NARIさん共におっしゃられたのでのでラコスバーガーへ。

結局僕の家まで送ってもらい、かばんから携帯を取り出して時間を見てみると既に深夜0時をゆうに越えていました。よって、日付変更に伴い34になりました。実に中途半端な年齢ですが、とてもいい歳の越え方が出来きたと思います。

16日。昨日「明日何するんですか?」と竹田さんに伺うと、「鞆にでも行く」というので同行すべく朝11時に竹田邸にお迎えに。

鞆の海をバックにロックスター2人をパチリ。

宮崎駿がポニョ制作のために滞在した場所で執拗にネコ好きの竹田さんに擦り寄るネコ。離れません。どちらかといえば犬派とはいえ、最近ネコも好きになってきているのですが、まだ暦が浅いせいか僕にはまったく近寄ってはきてはくれませんでした。

昼ごはんとして鯛料理のお店に入り、僕は鯛茶漬けを頂きました。

店に戻ると記憶力のいい方から毎年頂いているものが今年も運び届けられていました。

カジさんの福山でのライブは明後日の18日、水曜日です。

2009年11月14日土曜日

江副浩正版「THIS IS IT」

リクルート事件・江副浩正の真実」江副浩正著
この表現が適切かどうか分かりませんが、無茶苦茶面白かったです。正に入魂の一冊。パーソナルな面をさらけ出したリクルート事件の最後章であるという意味においてこれは江副浩正版「THIS IS IT」でしょう。映画「THIS IS IT」は2時間ですが、これにはのべ5日かかりました。

マイケル・ジャクソンが歌う「Heal The World」に何の斜め感もなく聞き入れるのはその無垢なまでの真剣さであるという解説を各方面で耳にし、同感の感情を抱いていた昨今ゆえ、国を思う気持ちがゆえに国のためにと純粋に考えコスモス未公開株を各人各所に譲ったという氏のマイケル・ジャクソン並みの無垢さを切々と時系列ごとに追うその重層な記述には、嘘か本当かという真意はとりあえず置いておけば、「そういう人がいても不思議ではない」という気持ちにもなれるのですが、当時の世論というバックアップを背にした特捜には「賄賂性がない」ということは全く通じなかったという戦いの記録。本書の中で氏の当時を振り返っての率直な言葉として「背伸び」という表現が出てくるのですが、これはダブルに意味深いです。

先日の前福島県知事、佐藤栄佐久氏への検察の取り調べの際、周りに迷惑がかかるからとの思いで自白調書に署名するも、裁判では一転無実を主張し戦ったということもありましたが、調書に署名したくなくても署名せざるをえない環境作りという面においての検察並びに特捜のことの運び方は本を読む限りですが、凄まじく、「署名したくなかったらしなくていいじゃん」という常識的な考えを完全に凌駕しています。菅谷さんの事件にしろカウス本で読んだカウスへの府警による取調べの内容もそれはそれは凄かったです。宮台真司さんが折に触れて「用済みの検察特捜部を早くお取りつぶしにしていただきたいものです」という過激発言の側面(被告側)もよく分かります。でも、検察側の言い分は真逆なことが推測されるので、裁判員制度導入下の現在、両者の意見を照らし合わせ判断し、「真実は一つ」ということを見抜かないといけないので一般人がするにはあまりにも荷が重くぞっとしますが、それらに関連しこの本がとても有意義なものであることは間違いありません。

アーガイルの憂鬱

アーガイルの憂鬱~サービスエリアを愛した男~ sunset edition

本日から東京先行で公開が始まった「脳内ニューヨーク」。見たい。。関西では28日からで、広島岡山はというと2010年になってから!という鬼スケジュールを組んだ配給会社アスミックからふかわさんのDVDが出たので見させて頂きました。目を引くカバーのポップな黄色の色使いがエッジが効いているアートワークは水本御大仕事。大量のふかわさんの写真諸々の素材に真摯に向き合ってデザインされた水本さん、プロです。素晴らしい。

何の予備知識もなく見始めたのですが、てっきりふかわさんが関東近辺の高速道路のサービスエリアを巡って面白話しをする内容とばっかり思っていたので、開始早々、「これはそういうのではないな」と気付かされました。

一応ふかわさんは「フルカワトオル」という役名で出演していますが、出ているのは紛れもなく「ふかわりょう」。サービスエリアをテーマにした、ふかわさんならではの"お笑い~コメディ"感のもとに制作されたノンフィクションっぽいフィクション、ドキュメンタリーっぽいヒューマン・ドラマです。クレジット的には「企画・構成・演出・脚本・音楽:ROCKETMAN」。なので、新幹線に乗って福山に降り立ち、ロケットマンとしてDJに来れられた際に何度も接し見たTVでは見せてくれない素の感じもあったり。随所で笑いが吹き出ます。是非見て下さい。

↓水本さんが本作を語っておられます。
http://d.hatena.ne.jp/dateo/20090902
↓ふかわさんも本作を語っておられます。
http://blog.watanabepro.co.jp/fukawaryo/archives/2009/11/post_26.html

2009年11月12日木曜日

ポー川のひかり

ポー川のひかり」を映画館で。

巨匠エルマンノ・オルミ監督が、最後の長編劇映画と公言して手掛けた作品(キネマ旬報データベースより)。

最後繋がりで「グラントリノ」にも通じるラストの余韻も良かったし、「MASH」以来目にした最後の晩餐シーンでは思わず人の数を数えました。巨匠過ぎて恐れ多いのですが、主旨には非常に共感できました。素晴らしい作品です。

12枚のアルバム

なにやらTwitterが盛り上がっているらしい中原さん。Twitterはやってないのでそれは知らないのですが、新刊「12枚のアルバム」(右)が出たので買いました。発行元のboidで買ったらおまけにHair StylisticsのライヴRが付いてきましたが、これに関しては生で聴いてみたいノイズ・サウンドとしか、僕、まだ青いので形容できません。左は持ってなかったので同時購入したB1サイズのポスター兼カタログ。写真をクリックしてみて下さい。大きいです。

プロフェッサー

プロフェッサー(原題NOBEL SON)」をDVDで。

主役はハリーポッターの「スネイプ先生」でお馴染みらしいアラン・リックマン。しかし、ハリーポッターって一番最初のやつを大昔に見た記憶があるくらいで全然知らないのでシンクロしなかったことが災いしたのか、いまいち。

ストーリーは性格の悪い教授役のアラン・リックマンがノーベル賞を受賞したことに絡み息子が誘拐されて、、。アラン・リックマンの奥さんがメアリー・スティーンバージェンだし、絶対に最後に何かあることは最初から雰囲気が漂っていましたが、その間の展開が多すぎて非常に大味。しかも「何かある」とふんで見ていたオチも腑に落ちない。雑です。ワルいアラン・リックマンの背景的なところがないので、アラン・リックマンが単なるバカにしか見えません。キャラ的には魅力的だったので共感の持てる"ダメ"も加えて欲しかった。

どついたんは誰や!?

襲撃-中田カウスの1000日戦争」西岡研介著

著者は西岡研介氏。西岡研介といったら言わずもがなの元「噂眞」。噂眞後文春、週刊現在を経て現在はバリバリのフリー。しかも今回の題材は「カウス」。面白くないわけないだろってことで読み始めたのですが、これ、止まりません。

芸能ニュースを見る限りでは全く伝わってこなかった中、本作はその一歩も二歩も奥に突っ込んだ緻密な取材と構成で、前田五郎なんて「闖(ちん)入者」とかわいそうなほど一蹴。メインは歴史90余年を誇る吉本というお家騒動を繰り返す中で近代化の歩みを遂げきた大会社の中で、どのように中田カウスが関わってきたかということを、あの襲撃事件の背景としてやくざやら大阪府警も大いに絡め読ませてくれるので、「あんなこと」や「こんなこと」といったこれまで知ることもなかった事実が湯水のようにどんどん湧き出てなぜ一芸人のカウスがキーマンなのかということに触れさせてくれるのですが、まあ、カウス、肝が据わっているいるというかハンパない。凄すぎます。

近年カウスが中学卒業後に離れて以来の訪れとなる故郷愛媛の伯方島で「北国の春」を歌ったという最終章の下りはとんでもなくグッときました。

2009年11月8日日曜日

懺悔

UPLINKの新譜で先月の一押しは「暗殺・リトビネンコ事件」でしたが、今月の一押しはこの「懺悔」。

旧ソ連、グルジアの監督、テンギズ・アブラゼによる「祈り」「希望の樹」に続く「懺悔三部作」の最終章です。「祈り」と「希望の樹」は現在見れないのでそこからの繋がりは分かりませんがこの「懺悔」だけでも非常に興味深くかつ分かりやすい154分という長編作品です。

ソ連崩壊前の80年代に公開され話題になり、ペレストロイカの象徴となったという本作、どこの市長かという具体的な地名こそ出てきませんが、ソ連時代のある街の市長が亡くなったところから物語りは始まります。

葬儀も終わり、墓地に埋葬されるも何者かが掘り起こし、自宅に市長の遺体が戻ってくる。「ダレがこんなことをするんだ!」と家族を含め周囲の人間が激昂する中、墓地に戻してもまた誰かが遺体を掘り起こし自宅に戻ってくる。そんなことが続くので、誰が一体掘り起こしているのかと墓場に張り付いて見張っていると当然のように何者かがまた掘り起こしにやってきて、捕まえてみると何と犯人は女性だった。。

法廷で「何回埋めようとも、市長は土の中で眠る資格はない。なので何回でも掘り起こす」と自信たっぷりに宣言するその女性。そこからその女性がなぜ掘り起こすのかという動機にあたる回想が始まります。

「Drag Me To Hell」とテーマが同じと言ったら語弊があるかもしれませんが、共通する部分として「自分の本心に背く」ということをソ連という鎖国時代の体制を軸に、「正義」とは何かということに揺れる市長の息子の心情を重厚に見せてくれます。とても面白い内容でした。

Drag Me To Hell(スペル)

サム・ライミの「Drag Me To Hell」(邦題スペル)!

福山ではやってなかったので一番近いところ、倉敷のイオンまで出向きました。
イオンに着き、ベンチに座りここに来たのはいつ以来かなどと思いながら休憩していたら、となりのタクシードライバーらしきおじさん2人が「駅前チボリ跡に出来るヨーカドーの駐車場は有料か無料か?」みたいな話しに議論の花を咲かせていました。「無料だったらみんなそこに車置いて仕事行く」だとか「普通無料だろ」だとか、「で、このイオンはどうなるか」とか。

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「Drag Me To Hell」最高でした。単に「スペル」という邦題からは伝わりませんが、原題の「Drag Me To Hell(私を地獄に引きずり込んで)」というニュアンスにも現れている怖いと笑えるのバランスが絶妙で、かつテーマ(主張)がストレート。主役は、一念発起し田舎から街に出てきて勉強をがんばり銀行で融資担当の職につき働いている役のアリソン・ローマン。その彼氏役として富豪の息子ながら男として実に見上げた素晴らしい判断力を持つ心理学教授役のジャスティン・ロング。このジャスティン・ロングの役どころあたりの感じはスパイダーマン感でしょうか。

基本何も悪いことはしてないのですが、老婆に理不尽なまでに呪いをかけられて、ラミアなる悪魔に3日取り付かれたあげくさんざんな目に遭うアリソン・ローマン。なので終始「アリソン・ローマンがんばれ」と応援していました。笑顔が無邪気でいいし。そもそも窓口に来た老婆に対してローンの返済を待ってあげようかと心情的にアリソン・ローマンは思ったのですが、もう2回も待ってあげてるし、また待ってあげてしかもそれが焦げ付いたら出世にも響くし、「無理」と判断してしまったことから悪夢が始まります。それにむちゃくちゃ老婆が怒って「私は(待ってくれと)請うた。しかし(私を)辱めた、呪ってやる!」と。辱めたと言っても老婆がブチ切れてアリソン・ローマンに襲い掛かってきたから警備員を呼んだだけなんです。でもアリソン・ローマンは「待ってあげてもいい」という本心に背いたという事実ただ一点から大変な目にあうことになっていくんです。

本心に背いては生きていませんが、ますます背けたものではありません。

映画的には起承転転転結くらいの見せ場の連続で、見事にその「起」の場面から「結」の場面が繋がり見応え十分でした。